報道発表資料

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2023年01月26日
  • 地球環境

第19回 日EU環境高級事務レベル会合の開催について(結果)

1.日本と欧州委員会は、令和5年1月 23 日(月)に第 19 回日 EU 環境高級事務レベル会合をオ ンラインで開催し、生物多様性、循環型経済とプラスチック 及び汚染の重要課題や、本年我が 国が議長国を務める G7 気候・エネルギー・環境大臣会合について議論しました。

2.共同議長は小野洋環境省地球環境審議官とフロリカ・フィンク・ホィヤー欧州委員会環境総局 長(Florika FINK-HOOIJER, Director General, Directorate-General for the Environment of the European Commission)が務めました。 

議論の内容

1.両者は 2021 年に首脳レベルで合意した、日・EU グリーン・アライアンスに基づい て、国内外の環境問題に対して野心的に取り組むことを改めて表明しました。日・EU グリーン・アライアンス運営作業計画の策定が進められていることを歓迎し、作業計 画の中の環境保全に関する項目の内容を確認し、今後数ヶ月のうちに具体的に実施し ていく意志を表明しました。

2.両者は 1)昆明・モントリオール生物多様性枠組の実施(ネイチャー・ポジティブ経 済と特定外来生物を特に取り扱う)及び 2)循環経済のための製品設計(プラスチック ごみと包装・梱包材ごみ、バイオベース、生分解性、堆肥化可能なプラスチックを特 に取り扱う)に関する技術レベルの対話を本年中に開催することに合意しました。両 者は昆明・モントリオール生物多様性枠組の実施に向け、また、野心的なプラスチッ ク汚染に関する国際的な法的拘束力のある枠組の採択に向けて、緊密に協力すること にも合意しました。

3.最後に、両者は G7 札幌気候・エネルギー・環境大臣会合等の多国間枠組みにおける 更なる協力を再確認しました。 

連絡先

環境省地球環境局国際連携課
代表
03-3581-3351
直通
03-5521-8243
課長
川又 孝太郎
課長補佐
中原 一成
担当
菅藤 亮輔