報道発表資料

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2022年12月01日
  • 総合政策

(仮称)珠洲風力発電所拡張事業に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見の提出について

 
  •  環境省は、「(仮称)珠洲(*1)風力発電所拡張事業計画段階環境配慮書」(日本風力開発株式会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。
 
  • 環境大臣意見では、
(1) 地すべり、土砂の崩落又は流出の可能性の高い箇所の改変を回避するとともに、土地の改変量を可能な限り抑制し、自然環境への影響を回避又は極力低減すること
(2) 周辺には能登半島国定公園が存在していることから、公園内の主要な眺望点からの眺望景観への影響を回避又は極力低減すること
等を求めている。

(*1)読み方:すず

背景

 環境影響評価法及び電気事業法は、令和3年10月31日付けで施行された環境影響評価法施行令の一部を改正する政令の経過措置(附則第2条)に基づき、施行日前に環境影響評価法第3条の4第1項の規定による公表が行われた出力10,000kW以上の風力発電所の設置又は変更の工事を第一種事業としており、環境大臣は事業者から提出された計画段階環境配慮書について、経済産業大臣からの照会に対して意見を述べることができる。
 今後、経済産業大臣から事業者である日本風力開発株式会社に対して、環境大臣意見を勘案した意見が述べられ、事業者は、意見の内容を検討した上で事業計画を決定し、事業段階の環境影響評価手続を行うこととなる。
 
  • ※ 計画段階環境配慮書:配置・構造又は位置・規模に係る事業の計画段階において、重大な環境影響の回避・低減についての評価を記載した文書。

事業の概要

石川県珠洲市において、最大で出力42,000kWの風力発電所を設置する事業。
  •  事業者   日本風力開発株式会社
  •  事業位置  石川県珠洲市(事業実施想定区域面積 約134ha)
  •  出力    最大42,000kW(単機出力約4,200kW×最大10基)

環境大臣意見

別紙のとおり。
 
(参考)環境影響評価に係る手続
 令和4年10月17日  経済産業大臣から環境大臣に意見照会
 令和4年12月1日  環境大臣から経済産業大臣に意見提出

連絡先

環境省大臣官房環境影響評価課 環境影響審査室
代表
03-3581-3351
直通
03-5521-8237
室長
相澤 寛史
室長補佐
豊村 紳一郎
審査官
森  満輝
担当
木村 恵子