報道発表資料

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2022年12月02日
  • 自然環境

「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律施行令の一部を改正する政令(案)」に対する意見募集(パブリックコメント)について(国内希少野生動植物種の指定等)

 今般、絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律(平成4年法律第75号。以下「種の保存法」という。)に基づく国内希少野生動植物の指定等を行うため、種の保存法施行令の一部を改正する政令案を検討しています。
 本件について、国民の皆様から広く御意見をお聴きするため、令和4年12月2日(金)から同年12月9日(金)までの間、御意見を募集します。

■ 概要

 環境省では、種の保存法に基づいて、絶滅のおそれのある野生動植物種を「国内希少野生動植物種※1」に指定し、種の保存を図っています。
今般、資料1の別紙1に示した15種について、新たに国内希少野生動植物種として指定(このうち1種は特定第一種国内希少野生動植物種※2、9種は特定第二種国内希少野生動植物種※3として指定)する政令案を取りまとめました。
 
※1) 国内希少野生動植物種
    我が国に生息・生育する絶滅のおそれのある野生動植物の種であって、政令で定めるもの。捕獲・採取、譲渡し等を原則禁止するとともに、必要に応じ
    生息地等保護区の指定や保護増殖事業を実施する。現在、ヤンバルクイナ、イリオモテヤマネコ等427種の動植物を指定。
 
※2) 特定第一種国内希少野生動植物種
    国内希少野生動植物種のうち、商業的に個体の繁殖をさせることができる等、一定の条件を満たすもの。現在、ハナシノブ、キタダケソウ等63種の
    植物を指定。
 
※3) 特定第二種国内希少野生動植物種
    国内希少野生動植物種のうち、個体の数が著しく少ないものでない等、一定の条件を満たすもの。現在、トウキョウサンショウウオ、カワバタモロコ、
    タガメ等の28種の動物を指定。

■ 意見募集の対象

  資料1 絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律施行令の一部を改正する政令案の概要

■ 意見募集要項

  改正内容について、広く国民の皆様の御意見を募集します。御意見のある方は、e-Gov(電子政府の総合窓口。以下URL参照。)に掲載している「意見募集要
 領」(資料2参照)に沿って、御提出ください。
  ただし、御意見に対しての個別の回答はいたしかねますのであらかじめ御了承ください。
 新たに国内希少野生動植物種に指定する種の概要等については、令和4年度希少野生動植物種専門家科学委員会資料(以下URL参照)を御参照ください。
 
(1) e-Govパブリックコメント実施ページ
    https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=195220052&Mode=0

 
(2) 令和4年度希少野生動植物種専門家科学委員会資料  
    https://www.env.go.jp/nature/kisho/kagaku/post_113.html
 
 
                                                                  以上
 

連絡先

環境省自然環境局野生生物課希少種保全推進室
代表
03-3581-3351
直通
03-5521-8353
室長
河野 通治
室長補佐
谷垣 佐智子
係長
早瀬 穂奈実
係長
鈴木 規慈