報道発表資料
2022年11月07日
- 再生循環
令和4年度脱炭素社会を支えるプラスチック等資源循環システム構築実証事業(委託)の2次公募結果について
環境省は、脱炭素社会構築に資する資源循環システム構築の加速化を図るため、従来型のプラスチック利用を段階的に改めることとしています。
本事業は、化石資源由来プラスチックの代替素材開発や、プラスチックのリサイクル技術・システム高度化など、技術的課題を解決し事業化に向けて必要な実証を行うものです。
令和4年度事業について、委託事業の公募を令和4年4月4日(月)~同年5月13日(金)の期間で実施しました。
同事業に応募のあった案件について、申請書類による事前審査及び有識者で構成される評価審査委員会における審査を行い、採択すべき事業を選定したのでお知らせします。
本事業は、化石資源由来プラスチックの代替素材開発や、プラスチックのリサイクル技術・システム高度化など、技術的課題を解決し事業化に向けて必要な実証を行うものです。
令和4年度事業について、委託事業の公募を令和4年4月4日(月)~同年5月13日(金)の期間で実施しました。
同事業に応募のあった案件について、申請書類による事前審査及び有識者で構成される評価審査委員会における審査を行い、採択すべき事業を選定したのでお知らせします。
■ 「令和4年度脱炭素社会を支えるプラスチック等資源循環システム構築実証事業」の公募概要
環境省では、低炭素社会及び循環型社会構築に資するプラスチック資源循環システム構築の加速化を図るため、従来型のプラスチック利用を段階的に改めることとし、化石資源由来のプラスチックを代替する再生可能資源由来のバイオプラスチック等への転換を推進しています。
また、従来リサイクルが困難であったプラスチック等素材に対するリサイクル技術・システムの高度化を図り、プラスチック資源循環システム全体でのエネルギー起源CO2排出の抑制を目的とした以下の事業を行います。
① 化石由来プラスチックを代替する省CO2型バイオプラスチック等(再生可能資源)への転換及び社会実装化実証事業
② プラスチック等のリサイクルプロセス構築及び省 CO2化実証事業
■ 選定結果
本事業の公募に対し8件の応募があり、申請書類による事前審査及び有識者で構成される評価審査委員会による審査を行った結果、代替事業2件、リサイクル事業1件について選定しました。
事業者名(五十音順) | 事業名 | 事業の概要 |
---|---|---|
① 化石由来プラスチックを代替する省CO2型バイオプラスチック等(再生可能資源)への転換及び社会実装化実証事業 | ||
株式会社GSIクレオス | 海水・淡水中での 生分解性を有する バイオマス複合プラスチック製ルアーの開発・普及促進事業 | 海水・淡水中での生分解性を有するルアーの開発を行うとともに、海水・淡水中での生分解性を有するルアーの認証制度の創設及び普及啓発活動を行う。また、ライフサイクルでの温室効果ガス削減効果を検証する。 |
株式会社ラビリンチュラ | 非食用の多糖類を 利用したバイオプラスチック製造の実証事業 | セルロースパーティクルを活用することで、強固な分子構造をもつ多糖類を主骨格とし、植物性バイオマス糖化液を炭素源として油糧微生物ラビリンチュラから安価な脂肪酸を得ることで、植物成分率 100%(炭素骨格+脂肪酸、触媒・溶媒除く)のバイオプラスチック製造を実証する。また用途開発や生分解性・海洋生分解性についても検証する。 |
② プラスチック等のリサイクルプロセス構築及び省CO2化実証事業 | ||
株式会社MSC | 光ファイバーケー ブルの微粉化混錬技術による高度リサイクルプロセス 構築及び省CO2 化実証事業 | 光ファイバーケーブルはリサイクルが困難な複合素材プラスチックであり、特に微粉砕混錬プロセスが最も主要な技術課題となる。光ファイバーケーブルのリサイクルを可能にするため、微粉砕径及び機械的条件の最適化や分離技術開発、溶融混錬技術開発等を行うとともに、大手メーカーによる回収フローの構築や LCA 評価を行う。 |
連絡先
環境省 環境再生・資源循環局 総務課リサイクル推進室
- 代表
- 03-3581-3351
- 直通
- 03-5501-3153
- 室長
- 水谷 勉
- 室長補佐
- 彦坂 早紀
- 室長補佐
- 持田 雅宏
- 担当
- 倉石 真純
- 担当
- 土金 直樹