報道発表資料

この記事を印刷
2022年10月03日
  • 総合政策

(仮称)戸井風力発電事業に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見の提出について

 環境省は、「(仮称)戸井風力発電事業計画段階環境配慮書」(株式会社ユーラスエナジーホールディングス)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。
 環境大臣意見では、
(1)風力発電設備を住居から離隔を取ること等により、騒音及び風車の影による生活環境の影響を回避又は極力低減すること
(2)風力発電設備への衝突や移動の阻害等による鳥類への影響を回避又は極力低減すること
(3)現地調査により自然度の高い植生等が存在する区域を明らかにした上で、植物及び生態系への影響について予測及び評価を行い、既存道路、無立木地等を
   活用すること等により、自然度の高い植生等の改変を回避又は極力低減すること
等を求めている。

■ 背景

 環境影響評価法及び電気事業法は、出力50,000kW以上の風力発電所の設置又は変更の工事を第一種事業とし、環境大臣は事業者から提出された計画段階環境配慮書※について、経済産業大臣からの照会に対して意見を述べることができる。
 今後、経済産業大臣から事業者である株式会社ユーラスエナジーホールディングスに対して、環境大臣意見を勘案した意見が述べられ、事業者は、意見の内容を検討した上で事業計画を決定し、事業段階の環境影響評価手続を行うこととなる。

※ 計画段階環境配慮書:配置・構造又は位置・規模に係る事業の計画段階において、重大な環境影響の回避・低減についての評価を記載した文書。

■ 事業の概要

北海道函館市において、最大で出力160,000kWの風力発電所を設置する事業。
・事業者  株式会社ユーラスエナジーホールディングス
・事業位置 北海道函館市(事業実施想定区域面積 約6,616ha)
・出力   最大160,000kW(単機出力4,000~5,000kW程度×30~37基程度)

■ 環境大臣意見

別紙のとおり。

(参考)環境影響評価に係る手続
・ 令和4年8月19日 経済産業大臣から環境大臣に意見照会
・ 令和4年10月3日 環境大臣から経済産業大臣に意見提出

連絡先

環境省大臣官房環境影響評価課環境影響審査室
代表
03-3581-3351
直通
03-5521-8237
室長
相澤  寛史 
室長補佐
豊村  紳一郎
審査官
新田  一仁 
担当
三上  怜来 

PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Readerが必要です。Adobe Reader(無償)をダウンロードしてご利用ください。

Get ADOBE READER