報道発表資料

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2022年09月09日
  • 総合政策

諏訪都市計画道路3・4・20号諏訪バイパス沖田大和線 下諏訪都市計画道路3・4・6号高木東山田線に係る環境影響評価書に対する環境大臣意見の提出について

 環境省は、「諏訪都市計画道路3・4・20号諏訪バイパス沖田大和線 下諏訪都市計画道路3・4・6号高木東山田線 環境影響評価書」に対する環境大臣意見を国土交通大臣に提出した。

環境大臣意見では、
(1)現段階で予測し得なかった変化が見込まれる場合は、生活環境及び自然環境への影響について、工事着手前に調査、予測及び評価を再実施すること。また、その時点における環境政策に応じて必要な環境保全措置を検討し、その内容を公表すること。
(2)本事業の実施に伴う環境影響及び環境保全措置の内容について、地域住民等に対し丁寧に説明すること
(3)本事業の実施による地下水への影響を回避又は極力低減する観点から、専門家等の助言を踏まえて適切に環境保全措置を実施すること
等を求めている。

■ 背景

 環境影響評価法では、4車線以上・10km 以上の一般国道の新設・改築を第一種事業として対象事業としており、環境大臣は、都市計画決定権者である長野県から提出された環境影響評価書※1 について、国土交通大臣からの照会に対して意見を述べることができる。
 今後、国土交通省関東地方整備局長から長野県に対して、環境大臣意見を勘案した意見が述べられ、長野県は、意見の内容を検討し、必要に応じて見直した上で評価書を確定し、公告縦覧等を行うこととなる。

※1 環境影響評価書:環境影響評価の結果について記載した準備書に対する意見を踏まえて、必要に応じて、その内容を修正した文書。

■ 事業の概要

長野県諏訪市から諏訪郡下諏訪町において4車線、約10.3kmの一般国道を整備する事業。
都市計画決定権者  長野県
事業予定者     国土交通省関東地方整備局
事業実施区域    長野県諏訪市、諏訪郡下諏訪町
事業規模      4車線 約10.3km

■ 環境大臣意見

別紙のとおり

(参考)環境影響評価に係る手続
【配慮書の手続】 配慮書時の事業名称:「一般国道20号(長野県諏訪市~下諏訪町間)」
・公表         平成28年7月20日~平成28年8月19日(住民意見418件※2
・環境大臣意見提出   平成28年9月12日
・国土交通大臣意見提出 平成28年10月17日
 
【方法書の手続】 方法書時の事業名称:「(仮称)都市計画道路 諏訪バイパス」
・縦覧         平成29年4月27日~平成29年5月31日(住民意見28件※2
・長野県知事意見提出  平成29年10月26日
 
【準備書の手続】
・縦覧         令和3年3月4日 ~令和3年4月5日
・再縦覧        令和3年4月26日~令和3年5月26日
                                                   (縦覧時及び再縦覧時を含めた住民意見546件※2
・長野県知事意見提出  令和4年3月29日
 
【評価書の手続】
・令和4年7月26日  国土交通大臣から環境大臣に意見照会
・令和4年9月9日   環境大臣から国土交通大臣に意見提出
 
※2 環境の保全の見地からの意見の件数
 

連絡先

環境影響評価課環境影響審査室
代表
03-3581-3351
直通
03-5521-8237
室長
相澤 寛史 (内線 5679)
室長補佐
豊村紳一郎 (内線 5680)
審査官
福田 朋也 (内線 5684)
審査官
森  満輝 (内線 5681)