報道発表資料

この記事を印刷
2022年08月29日
  • 大臣官房

第5回トランジション・ファイナンス環境整備検討会の開催について

 この度、金融庁、経済産業省及び環境省の共催で「第5回トランジション・ファイナンス環境整備検討会」を開催致しますのでお知らせします。

1. 開催の趣旨と検討の目的

 2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現に向けて、国際的にも、EUを中心にグリーン化を先行させるべくサステナブル・ファイナンスを支援する政策や取組が進捗するなか、本検討会はトランジション・ファイナンスの重要性に着目し、信頼性ある市場の創設に向けて、国際資本市場協会(ICMA)の原則と整合した「クライメート・トランジション・ファイナンスに関する基本指針」を 2021年5月に策定しました。
 これらを背景に、脱炭素化に積極的な大手企業においては、自主的な取組が進みつつある一方で、一足飛びの脱炭素化が困難な多排出産業においては、脱炭素化およびそのための資金調達は未だ道半ばとなっています。こうした中、投融資先のネットゼロ実現を求めるGFANZ等の金融連合が発足し、排出量削減は企業のみならず、投資家・金融機関においても課題となっています。
 こうした状況を踏まえ、投資家・金融機関が脱炭素化に向けた取組を行う企業の競争力強化を実現するため、企業とエンゲージメントを行う際に使用する実務的な手引きの作成に向けて議論することを目的として、金融庁、経済産業省及び環境省の共催で「第5回トランジション・ファイナンス環境整備検討会」を開催します。

2. 日時

 令和4年9月1日(木)15:00 ~ 17:00

3. 議題

 多排出産業における企業と投資家・金融機関の脱炭素に向けたエンゲージメントの充実に資するガイダンスの策定に向けて、以下を中心した議論を実施します。

 ①脱炭素の実現と競争力強化を両立するための企業の価値創造に向けた企業及び投資家・金融機関の役割と課題
 ②多排出分野の事業会社のビジネスモデル転換の実現につながる投融資に向けて投資家・金融機関と企業が目線合わせをすべき要素や、エンゲージメントの際に必要な取組の検討

4. 公開についての取扱い

 委員各位による率直かつ自由な意見交換を確保するため、本検討会は非公開としますが、資料及び議事要旨については、検討会終了後2週間以内に、環境省ホームページ(http://www.env.go.jp/policy/greenbond/gb/conf/post_56.html)にて公表する予定です。 
 

連絡先

環境省大臣官房環境経済課
代表
03-3581-3351
直通
03-5521-8240
室長
今井 亮介 (内線 5644)
室長補佐
水野 紗也 (内線 5647)
室長補佐
藤田 梨恵子 (内線 5645)
担当
鈴木 恵美 (内線 5652)
担当
北川 裕士 (内線 5651)