報道発表資料

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2025年08月25日
  • 地球環境

令和7年度革新的な省CO2型環境衛生技術等の実用化加速のための実証事業のうちデジタル基盤の省エネ化に関するFS事業の公募開始について

1. 環境省は、データセンター等のデジタル基盤の省エネ化に資する技術開発・実証、実用化・社会実装に関するFS事業について、公募を開始します。
2. 公募期間は、令和7年8月25日(月)から同年9月16日(火)17:00までです。

■ 事業の概要

 我が国は、2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロとするネット・ゼロの実現、そのために2030年度の温室効果ガス排出量を2013年度比で46%削減することを目指すこととしています。一方、新型コロナウイルス感染拡大後、衛生環境への関心が高まり、また、ライフスタイルのデジタル化が加速化しています。このため、新たな社会環境における脱炭素社会の実現に向けて、革新的な環境衛生技術やデジタル技術の開発・実証により、エネルギー消費に伴う排出CO2を削減し、デジタル化された安全・安心な衛生環境を創出することが重要です。
 本事業は、デジタル技術の活用による新しいライフスタイルの促進に向け、データセンター等のデジタル基盤の省エネ化に資する技術の開発・実証に関する実現可能性調査・検討(以下「FS」という。)を実施し、新たな社会環境における脱炭素社会の早期実現に繋げることを目的とします。
 

■ 対象等

 対象:民間企業、公的研究機関、大学等
 内容:委託事業

■ 公募期間

 令和7年8月25日(月)から 同年9月16日(火)17時【必着】

■ 公募対象テーマ

 生成AIやデジタルトランスフォーメーション(DX)の進展により、データセンター等のデジタル基盤の需要及び消費電力の増大が見込まれており、2050年ネット・ゼロの実現のためには、その消費電力を大幅に削減可能な新しい技術・システムの実用化の加速に向けた取組みが必要です。
 本事業では、環境に配慮したデータセンター等のデジタル基盤に関する早期の社会実装の絵姿及びそれに必要な技術とその開発・実証等の課題仮説・取組みを想定した上で、その実現性・実施可能性を示唆するためのFSとして、調査、机上検討及びデータ取得等を実施します。対象とする技術として、以下の項目のいずれかを含むこととします。
 (a)データセンター等のデジタル基盤の省エネ・省CO2化に資する新しい冷却技術
 (b)データセンター等のデジタル基盤の省エネ・省CO2化に資するシステム最適化/最適制御技術

■ 予算

 5千万円(最大)

■ 実施期間

 令和8年3月31日(火)まで(最長)

■ 応募方法

応募様式等をダウンロードし、公募要領・作成要領に従って必要事項を記載の上、所定の方法で提出してください。

連絡先

環境省 地球環境局 地球温暖化対策課 地球温暖化対策事業室
代表
03-3581-3351
直通
03-5521-8339
室長
長谷川 敬洋
調整官
豊村 紳一郎
室長補佐
中田 五月
担当
門脇 遥奈