報道発表資料

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2008年07月04日
  • 再生循環

第3回日韓廃棄物・リサイクル部局長級政策対話について(結果概要)(お知らせ)

 平成20年7月2日~3日、第3回日韓廃棄物・リサイクル部局長級政策対話が東京・環境省において開催されました。韓国からは環境部資源循環局のジョン・ヨンマン資源循環局長他、日本から由田廃棄物・リサイクル対策部長他が参加しました。会議では、循環基本計画、家電・自動車のリサイクル、有害廃棄物対策、レジ袋削減対策、廃棄物エネルギー政策等について両国の政策の概要や課題を説明し、意見交換を行いました。
 また、次回の政策対話は来年韓国で行う方向で準備することになりました。

1 経緯

 平成18年1月に環境省由田廃棄物・リサイクル対策部長が韓国環境部を訪問した際に廃棄物・リサイクル対策分野での部局長級の政策対話を行うことについて合意し、平成18年6月に東京で第1回、平成19年5月に韓国・ソウル近郊で第2回の政策対話を実施しました。今回は、それに引き続き第3回を日本で開催することになったものです。

2 日程

 平成20年7月2日(水)~3日(木)

3 開催地

 日本・環境省

4 出席者

(日本側)環境省 由田廃棄物・リサイクル対策部長 他

(韓国側)環境省 ジョン・ヨンマン資源循環局長 他

5 概要

循環基本計画について

 本年3月に策定された日本の循環型社会形成推進基本計画と、同じく本年策定された韓国の資源リサイクル基本計画の概要をそれぞれ説明し、循環型社会形成に向けた両国の基本方針や重点分野等について意見交換を行いました。

電気電子廃棄物・使用済自動車のリサイクル

 韓国において本年1月から電気電子廃棄物や使用済自動車のリサイクル法が施行されたことを踏まえ、両国のリサイクル制度の施行状況や今後の課題について情報・意見を交換しました。

レジ袋削減対策とアジア諸国等への呼びかけについて

 本年5月のG8環境大臣会合に先立ち、レジ袋削減対策にそれぞれ取り組んでいる日韓中の3か国の環境大臣が、3か国が連携して、アジアや世界の国々に同様の対策を呼びかけることに合意したことを踏まえ、日韓両国における対策の状況を確認するとともに、今後、アジア諸国等が参加する国際会議等の機会をとらえて呼びかけを行っていくことで一致しました。

廃棄物からのエネルギー回収

 日本から、京都議定書目標達成計画に基づき、廃棄物発電の推進等に積極的に取り組んでいることを説明しました。また、韓国からは、RDFやバイオガスの利用を通じて廃棄物からのエネルギー回収の促進に戦略的に取り組んでいるとの説明がありました。

産業廃棄物・有害廃棄物関係

 アジア地域で循環資源の越境移動が活発化していることを踏まえ、今後、有害廃棄物のトレーサビリティの確保に関して、両国環境省・環境部による連携協力を検討していくことになりました。

このほか、来年は韓国において第4回の政策対話を行うことを確認しました。

連絡先
環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部企画課循環型社会推進室
直通:03-5521-8336
代表:03-3581-3351
室長:川上  毅(内線 6898)
室長補佐:関谷 毅史(内線 6814)
担当:井上、小林(内線 6818)