報道発表資料
9月15日~17日までの3日間にわたり、カナダのモントリオールにおいて「オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書第9回締約国会合」が開催される。また、本会合に先立ち、9日~12日までモントリオール議定書第16回作業部会が開催される。
本会合においては、
・臭化メチルに係る規制の強化及び適用除外となる不可欠用途(クリティカル・ユース)について
・HCFCに係る規制の強化について
を中心とする議定書の改正等について議論することとされており、モントリオール議定書の改正等が行われた1990年、1992年及び1995年の会合と並ぶ重要な会合となることが予想される。
なお、本年がモントリオール議定書採択10周年に当たることから、本会合の会期中の9月16日には記念行事が行われることとなっている。
1.場所・日程・出席者等本会合においては、
・臭化メチルに係る規制の強化及び適用除外となる不可欠用途(クリティカル・ユース)について
・HCFCに係る規制の強化について
を中心とする議定書の改正等について議論することとされており、モントリオール議定書の改正等が行われた1990年、1992年及び1995年の会合と並ぶ重要な会合となることが予想される。
なお、本年がモントリオール議定書採択10周年に当たることから、本会合の会期中の9月16日には記念行事が行われることとなっている。
・場 所:カナダ・モントリオール(ICAO Conference Centre and Radisson Hotel)
・日 程:9月9日~9月12日 モントリオール議定書第16回作業部会
9月15日~9月17日 モントリオール議定書第9回締約国会合
9月16日 モントリオール議定書採択10周年記念行事
・日本政府代表団
環境庁、外務省、文部省、農林水産省及び通商産業省から計11名が出席予定。
(環境庁からの出席予定者)
野村瞭大気保全局長(作業部会を除く)、
一瀬壽幸広域大気管理室長
2.モントリオール議定書第9回締約国会合の主な検討事項
・ 臭化メチルの削減計画の前倒し
・ 臭化メチルの不可欠用途(クリティカル・ユース)
・ 臭化メチルの非締約国との貿易規制
・ HCFCの規制強化
・ オゾン層破壊物質の輸出入に係るライセンシングシステム
(参考)オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書
モントリオール議定書は、オゾン層保護のための国際的な枠組みを定めた「オゾン層の保護のためのウィーン条約」(1985年採択)に基づき、オゾン層を破壊する物質の削減スケジュール等の具体的な規制措置等を定めたもの。
1987年に採択され、1990年、1992年及び1995年の3度にわたって規制強化のための改正等が行われてきた。
なお、議定書の締約国数は、下記の通りである。
国の数 | |
モントリオール議定書批准国 | 162 |
ロンドン改正(1990年)批准国 | 116 |
コペンハーゲン改正(1992年)批准国 | 72 |
(1997年8月国連環境計画[UNEP]オゾン事務局資料より) |
- 連絡先
- 環境庁大気保全局企画課
課長 櫻井 正人(内6510)
広域大気管理室
室長補佐 世一 良幸(内6562)