報道発表資料

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2008年06月25日
  • 大臣官房

環境省における深夜タクシー利用に伴う便宜供与についての調査結果及び関係職員の処分について(お知らせ)

 環境省では、深夜タクシー利用に伴う職員への便宜供与について調査を行っていましたが、本日、国家公務員倫理審査会に当該調査の結果を報告するとともに、関係職員の処分を行いました。調査結果の概要と関係職員の処分についてお知らせします。

1.調査結果の概要

(1)調査対象及び調査方法

 本省職員に対して、これまでに深夜に公費で利用したタクシーの運転手から何らかの便宜供与を受けたことがあるかの照会調査を行い、6月6日(金)に中間的な調査結果を公表した。その後、国家公務員倫理法及び国家公務員倫理規程に則り、同法施行後に何らかの便宜供与を受けたかどうか(飴等の軽微なものは除く。)について、地方機関に所属する職員も含め、また、改めて申告を徹底する旨の通知も行って再確認を行い、調査結果を取りまとめた。

(2)調査結果

金券受領者の人数 ビール等の受領者の人数
累計が1万円以上 累計が1万円未満
6/6公表 *7
追加申告分 14 16
合計 19 23

*6/6公表時には、倫理法施行(平成12年4月)前の事案2件と飴のみ受領の事案2件を含めて、計11件としていた。

2.関係職員の処分(指導監督上の措置)について

(1)非違行為について

 1(2)の調査結果のうち、金券を受領した者とビール等の受領の累計が1万円以上相当になる者は、公費で利用したタクシーの運転手から、社会通念上相当と認められる程度を超える財産上の利益の供与を受けたものと認められる。これらの行為は、国家公務員倫理規程第5条第1項(利害関係者以外の者等との間における禁止行為)に違反する。

(2)指導監督上の措置(「環境省職員の訓告等に関する規程」に基づくもの)

非違行為の内容 措置
平成18年中、勤務後深夜帰宅の際に乗車したタクシー運転手からビール等のほかビール券20枚程度を受領した。 訓告
平成15年から20年にかけて、勤務後深夜帰宅の際に乗車したタクシー運転手から約160回にわたりビール等を受領した。 訓告
平成18年から19年にかけて、勤務後深夜帰宅の際に乗車したタクシー運転手からビール等のほか図書券を受領した。 厳重注意
平成19年中、勤務後深夜帰宅の際に乗車したタクシー運転手から栄養ドリンクのほか商品券(「クオカード」)を受領した。 厳重注意

3.再発防止策

 今回の一連の事柄を踏まえて、タクシー利用の削減及び利用する場合のルールの厳守、並びに、国家公務員倫理規程の遵守について、改めて省内に周知し、職員に徹底することとしている。

連絡先
環境省大臣官房秘書課
直通電話:03-5521-8206
課長 小林 正明(6120)
課長補佐 中込 昭(6123)
環境省大臣官房会計課
直通電話:03-3580-1378
課長 阿部 宗広(6160)
課長補佐 森 豊(6161)