報道発表資料

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2008年04月29日
  • 自然環境

死亡したオオハクチョウからの鳥インフルエンザウイルス(H5亜型)の病性鑑定結果について(お知らせ)

 4月21日に秋田県十和田湖畔で回収されたオオハクチョウからH5亜型の鳥インフルエンザウイルスが分離されたことが、昨日、秋田県から発表されたところですが、この病性鑑定を行っていた動物衛生研究所から強毒性であったとの報告がありましたので、お知らせします。
 環境省では、今後、死亡したオオハクチョウが回収された地域周辺等において、野鳥における異常がないか監視を継続するとともに、ウイルス保有状況調査を行う考えです。
 なお、N亜型の特定については、引き続き動物衛生研究所で行われているところであり、結果が分かり次第、改めてお知らせします。

1 環境省としてのこれまでの対応

(1)
 十和田湖周辺において、野鳥における異常がないか巡視を実施。
(2)
 各地方環境事務所・都道府県・関係団体に対し、監視体制の強化等について指示・要請。

2 環境省としての今後の対応について

(1)
 オオハクチョウが回収された十和田湖周辺及び北海道の主要渡来地におて、野鳥における異常がないかについて監視を行う。
(2)
 オオハクチョウが回収された十和田湖周辺及び北海道の主要渡来地におて、ハクチョウ等ガンカモ類の糞の採取分析等により、ウイルス保有状況ついて調査する。
(3)
 専門家の意見を踏まえながら、必要に応じ追加的な調査等を実施する考え。

 鳥インフルエンザのウイルスは、感染した鳥との濃密な接触等の特殊な場合を除いて、通常では人には感染しないと考えられています。
 日常生活においては、鳥の排泄物等に触れた後には手洗いとうがいをしていただければ、過度に心配する必要はありませんので、冷静な行動をお願いいたします。

連絡先
環境省自然環境局野生生物課鳥獣保護業務室
電話 03-5521-8285(直通)
03-5521-8283(直通)
03-3581-3351(代表)
課 長:星野一昭(6460)
室長:猪島康浩(6470)
補佐:柴田泰邦(6471)
専門官:徳田裕之(6473)