報道発表資料
4月23日(水)から4月25日(金)にパリ(フランス)で開催されたOECD-UNEP資源効率性に関する国際会議の結果をお知らせします。
1.日時:
平成20年4月23日(水)~25日(金)
2.場所:
OECD会議センター(パリ)
3.主催:
OECD及びUNEP
4.参加者:
各国の政府、企業、国際機関、NGO等のハイレベルの代表。
日本からは並木正芳環境大臣政務官が出席し、タンザニアのムアンドシャ水・灌漑大臣とともに本会議の共同議長を務めました。 また、並木政務官は、「UNEP持続可能な資源管理のための国際パネル」のワイツゼッカー議長とともに基調講演も行いました。
5.テーマ:
地球規模の資源効率性について
6.概要:
世界的な資源の需要増大を背景に、天然資源の安定供給への不安や資源の生産・消費・廃棄に伴う環境影響への懸念が高まっていることから、資源効率性の向上に向けた取組(物質フロー等科学的知見の蓄積、政策措置、市場の役割等)が議論され、下記を主な内容とする議長サマリーが採択されました。
7.議長サマリーの概要
- 多くの国々(日本、中国、ドイツ等)、国際機関、重要な企業(鉱業、製造業、リサイクル産業、流通業等)が、国際資源市場が価格上昇等の重要な変化を迎えている中、資源効率性の改善に関連する環境への懸念の低減を目指しており、本会議は特に時宜を得たもの。
- 我々共同議長は、緊急に行動する必要があると考えており、本会議の結論はG8環境大臣会合(5月24日(神戸))、OECD環境大臣会合(4月28日、29日(パリ))、持続可能な資源管理に関する国際パネル会合(5月19日、20日)へのインプットとなりうる。
- 我々は今後の取組として以下の内容を推奨する。
- 資源効率性指標の測定
- モニタリングのための統計部局への支援
- 経済的手法の利用拡大の促進
- 持続可能な鉱業、廃棄物管理とリサイクルの努力(国際協力を含む)の強化
- G8,OECD及びUNEPを含めた国際的なレベルでの資源効率性に関する協力と連携の促進
8.添付資料
プログラム(原文)
議長サマリー(原文)
議長サマリー(日本語仮訳)
(参考)議事次第
I 地球規模の資源効率性
基調講演 日本における循環型社会づくりの推進と3Rイニシアティブ
(並木正芳日本国環境大臣政務官)
パネルディスカッションA(政府の視点)、B(経済界の視点)
II 政策、措置及び技術
分科会1 知見の改善:物質フロー分析及び指標
分科会2 廃棄物から資源へ:政策
分科会3 科学技術と技術革新
分科会4 持続可能な鉱業とリサイクル
分科会5 持続可能な製造業と流通
分科会6 国際協力と連携
III 今後にむけて
パネルディスカッションC(市民社会の評価と視点)、D(貿易、投資及び統治)
添付資料
- 連絡先
- 環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部企画課循環型社会推進室
(代表)03-3581-3351
(直通)03-5521-8336
室長:川上 毅(6898)
補佐:関谷 毅史(6814)
補佐:清水 正雄(6820)
地球環境局総務課
(直通)03-5521-8243
室長:早水 輝好(6760)
補佐:吉川 和身(6722)
担当:岸本 紀子(6724)