報道発表資料

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2008年03月27日
  • 保健対策

神栖市ABトラック南西地域外縁部モニタリング孔の調査結果等について

 神栖市のABトラック南西地域の外縁部に設置した4か所(M41~M44)のモニタリング孔の地下水調査において、1か所(M41)から0.005~0.035 mg/リットルのジフェニルアルシン酸(DPAA)が検出されたので、今後の対応と併せてお知らせします。
 なお、M41は、平成19年9月26日に発表したM18及びM29モニタリング孔からのDPAA検出、及び平成19年10月30日に発表した南西地域外縁部の飲用井戸1か所からのDPAA検出を受けて、新たに設定した飲用自粛区域に平成20年1月から2月にかけて設置した4か所のモニタリング孔の1つです。

1 ジフェニルアルシン酸の調査結果等について

(1)調査対象範囲
ABトラック南西地域の外縁部に設置したモニタリング孔4か所(M41~M44)
(2)調査結果等
・採 水 日:平成20年2月25日
・DPAA不検出:3か所
・DPAAが検出された件数:1か所(M41孔(図参照))
モニタリング孔 M41
検出値
(ヒ素換算値)
採水深さ10m:0.005 mg/リットル
採水深さ20m:0.014 mg/リットル
採水深さ30m:0.018 mg/リットル
採水深さ40m:0.035 mg/リットル

※DPAA不検出:定量下限値未満のことをいう。本分析の定量下限値は0.001 mg/リットル(ヒ素換算値)である。

2 今後の対応について

「茨城県神栖町における地下水汚染範囲のモニタリング及び飲用井戸水の安全確保について」(別紙)等に基づき、以下の対応を講ずる。

(1)当面の対応
・ ABトラック南西地域のM41孔から概ね200~600メートル圏内(図参照)の全ての飲用井戸の調査
・ ABトラック南西地域のM41孔から概ね200~600メートル圏内(図参照)の井戸水の飲用等の自粛指導
・ 仮設給水所の設置
(2)その後の対応
・上記(1)の飲用井戸の調査結果をもとに、専門家の意見を踏まえて、井戸水が汚染されている可能性のある範囲を決定する。
・上記(1)の飲用井戸の調査結果をもとに、専門家の意見を踏まえて、当該地域周辺で新たなモニタリング孔を設定し、継続的なモニタリングを実施する。
・ ABトラック地区及び南西地域について定期的な地下水モニタリングを継続することにより、引き続き汚染状況を監視する。

添付資料

連絡先
環境省環境保健部環境安全課環境リスク評価室
TEL 03(3581)3351
室長 森下 哲(内線6340)
室長補佐 筒井 誠二(内線6341)
環境専門調査員 内藤 美雄(内線6342)
茨城県
TEL 029(301)1111
生活環境部環境対策課長 斉藤 幸一
課長補佐(技術総括) 安達 賢一(内線2962)
保健福祉部生活衛生課長 村山 正利
課長補佐 白田 良夫(内線3428)
  〃  保健予防課長 土井 幹雄
健康危機管理対策室長 青山 充(内線3211)
神栖市生活環境部環境課
TEL 0299(90)1111
課長 野口 正信(内線 540)
地下水汚染対策室長 猿田 俊治(内線 546)

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