報道発表資料
3月21日、東京にて、第2回日中廃棄物・リサイクル政策対話が開催され、日本側から環境省由田廃棄物・リサイクル対策部長他、中国側から環境保護部汚染控制司 樊(ファン)司長他が出席しました。
会議では、今後両国間でより具体的な政策課題に関する協力を進めることも念頭に、日本の第2次循環型社会形成推進基本計画(案)、中国のレジ袋対策、廃棄物輸出入に関する連携の重要性などに関して情報・意見交換が行われました。次回の政策対話は来年中国で開催する方向で調整することになりました。
1.経緯
平成18年12月に中国・北京で開催された、日中韓三カ国環境大臣会合の際に、若林前環境大臣と中国の周生賢(ジョウ・シェンシアン)国家環境保護総局長(現環境保護部長)が会談し、廃棄物・リサイクル対策分野に関して両国の部局長レベルによる政策対話を行うことについて合意しました。第1回の政策対話は、平成19年3月に中国・北京にて開催され、今後は毎年一回政策対話を行うこととなりました。それにより今回、第2回の政策対話が東京で開催されたものです。
2.日程
平成20年3月21日(金) 9:30~12:00
3.開催地
東京 環境省
4.出席者
(日本側) 環境省 由田秀人廃棄物・リサイクル対策部長他
(中国側) 環境保護部 樊(ファン)汚染控制司長他
5.概要
会議では、今後両国間でより具体的な政策課題に関する協力を進めることも念頭に、以下のような情報・意見交換を行いました。
- 日本側からは、第2次循環型社会形成推進基本計画(案)に盛り込まれた数値目標や国際的取組の方向性について概要を紹介しました。また、これまで我が国が取り組んできたエコタウン事業、ダイオキシン対策、し尿処理対策等について説明しました。
- 中国側からは、中国政府の機構改革により、国家環境保護総局が環境保護部に昇格したところであり、今後、中国の環境問題の解決を図る上で、国際協力、とりわけ日本との協力を強化したい旨発言がありました。また、中国において導入が予定されているレジ袋対策の概要、地方政府の廃棄物管理に関する能力向上の必要性、廃棄物の輸出入に関する日中両国間の連携の重要性等について説明がありました。
- 第3回政策対話は、来年中国において開催する方向で調整することとなりました。
- 連絡先
- 環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部企画課循環型社会推進室
直通:03-5501-3152
代表:03-3581-3351
室長:川上 毅(内線 6898)
室長補佐:関谷 毅史(内線 6814)
担当:土居 哲也(内線 6818)