報道発表資料

この記事を印刷
2008年02月22日

アホウドリ新繁殖地形成事業によるヒナ移送の結果について

 小笠原群島聟島におけるアホウドリの新繁殖地形成事業として、本日、アホウドリの繁殖地である伊豆諸島鳥島から聟島まで、ヒナ10羽を移送しましたので、お知らせいたします。
 本日早朝に、鳥島において移送するヒナ10羽を捕獲。研究員が移送用の箱に入れてヘリポートまで背負って運び、待機していたヘリコプターに搭載しました。
 ヒナを載せたヘリコプターは、13時頃鳥島を離陸、14時30分頃聟島に到着(鳥島から聟島は直線距離で350km程度)。
 その後、ヘリコプターから下ろしたヒナを移送用の箱に入れたままで徒歩30分ほどの距離を運び、予定していた地点において、10羽全てを無事放鳥致しました
 これからヒナが巣立つまでの3か月間程度、(財)山階鳥類研究所の研究員が人工飼育を行う予定です。

※この事業は、山階鳥類研究所が実施の中心となり、環境省と米国魚類野生生物局とが共同で実施しています。

本日の経過

8:20
ヘリ移送用ヘリコプター八丈島 発(途中青ヶ島で給油)
9:55
      〃       鳥島 着
12:57
鳥島で捕獲したヒナ10羽を載せたヘリコプターが鳥島を離陸。
14:27
            〃                聟島に到着。
16:20
放鳥ポイントにおいて、ヒナ10羽を無事放鳥

放鳥ポイント

写真

ヒナ放鳥の様子(聟島)
ヒナ放鳥の様子(聟島)

放鳥されたヒナ(聟島)
放鳥されたヒナ(聟島)

連絡先
環境省自然環境局野生生物課
課長 : 星野 一昭 (6460)
課長補佐 : 西山 理行 (6475)
係長 : 中島 治美 (6469)
直通  (03) 5521 - 8283