公園管理団体の指定について

１．公園管理団体制度とは

　公園管理団体制度は、自然公園法第37条第１項の規定に基づき、公益法人又はＮＰＯ法人（特定非営利活動法人）等のうち一定の能力を有する法人を、その申請により国立公園については環境大臣が、国定公園については都道府県知事が公園管理団体として指定し、自然の風景地の管理主体及び公園内の利用施設の維持管理主体等として位置づけるものです。
　また、本制度は、地域住民等による自然の風景地の保護と適正な利用に係る自発的な活動を推進することを目指すものであり、具体的な公園管理団体の業務として、植生の復元等の自然の風景地の管理、歩道や園地などの公園の利用施設の点検・補修などの維持管理、公園内の自然情報の収集・提供など幅広い業務を想定しています。

２．「財団法人　知床財団」の公園管理団体指定の概要

●団体名称：

財団法人知床財団（森信也理事長）

●所在地：

北海道斜里郡斜里町字岩宇別531番地

●団体指定日：

平成19年11月15日

●活動区域：

知床国立公園　全域

●主な業務内容：

• エゾシカ、ヒグマ等の知床の野生動植物の調査・研究
• 自然保護思想の普及
• 森林の再生等の自然環境の保全管理
• 公園施設等の管理運営

●団体の詳細：

http://www.shiretoko.or.jp/index.html

＜参考＞

過去の国立公園における公園管理団体の指定

平成15年12月２日 財団法人阿蘇グリーンストック
平成17年７月14日　財団法人自然公園財団