報道発表資料
日中韓の三カ国が直面する適正な化学物質管理に向けた課題に係る各国の取組の現状及び今後の方針についての情報を共有するとともに、これらの課題に対する連携可能性について検討することを目的に、11月7日(水)から9日(金)まで、(a)化学物質管理に関するワークショップ、(b)化学物質管理政策に関するセミナー、(c)第2回政府事務レベル会合、の3つのイベントからなる「第1回日中韓における化学物質管理に関する政策ダイアローグ」を東京で開催します。なお、(b)のセミナーについては、公募により参加者を受付中です。
1.これまでの経緯
※(b)日中韓の化学物質管理政策に関するセミナーの会場を変更しました。(平成19年11月2日)
日本、中国及び韓国は同じ北東アジアに位置し、大気、海洋及び自然環境を共有する「環境共同体」であることから、三カ国間の環境政策における連携・協力を図るため、日中韓三カ国環境大臣会合(TEMM)等の枠組みが形成されている。とりわけ化学物質に関しては、近年、中国及び韓国を始め東アジア各国との化学物質や各種製品の輸出入がますます盛んになってきていることから、各国における化学物質管理制度の適正な運用は、我が国を含む東アジア地域の環境汚染を防止する上で重要である。また、化学物質の製造・輸入を行う事業者等からは各国の化学物質管理政策の整合性に大きな関心が寄せられている。
こうした現状にかんがみ、昨年12月に開催された第8回日中韓三カ国環境大臣会合において、我が国より化学物質管理に係る政策や規制に関する情報交換を進めることを提案し、合意された。これを受けて、本年3月には日中韓の化学物質管理に関する国際ワークショップ及び日中韓政府事務レベル会合を開催した。事務レベル会合での合意に基づき、これまでに化学物質関係法令・関連文書のリストの交換、本プロジェクト専用のウェブページの作成(https://www.env.go.jp/en/chemi/temm.html)等の具体的な作業に着手している。
2.化学物質に関する政策ダイアローグの開催目的及び構成
これまでの情報交換の進捗を確認するとともに、日中韓が直面する適正な化学物質管理に向けた課題に係る各国の取組の現状及び今後の方針についての情報を共有し、これらの課題に対する三カ国の連携可能性について検討することを目的に、「第1回日中韓における化学物質管理に関する政策ダイアローグ」を開催する(11月7日~9日、於:東京)。
政策ダイアローグは、(a)ワークショップ、(b)セミナー、(c)政府事務レベル会合の3つのイベントにより構成され、それぞれに応じた内容及び参加者により対話を行う予定である(詳細は、3.を参照)。
3.政策ダイアローグの概要
- (a)日中韓の化学物質管理に関するワークショップ
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- 日時:
11月7日(水)~8日(木)午前
- 主催:
環境省
- 場所:
ホテルヴィラフォンテーヌ汐留
- 出席者:
日中韓の政府関係者、企業、学識経験者等、米国環境保護庁(オブザーバ)
- 議題(調整中):
(1)GHSの導入及び更なる国際調和
(2)製品に含まれる化学物質に関する情報伝達
(3)化学物質管理に関する地域協力メカニズムの構築
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- ※
- ワークショップは非公開だが、結果は公表する予定。
- (b)日中韓の化学物質管理政策に関するセミナー
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- 日時:
11月8日(木)14:00~17:00
- 主催:
化学物質国際対応ネットワーク
場所:
TKP田町ビジネスセンター
- 参加者:
日中韓の政府関係者、一般公募による参加者(50名程度)
- 内容:
日中韓の担当者等による発表及び参加者との質疑応答
- 言語:
英語のみ
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- セミナーは事前申込制。参加申込は、「化学物質国際対応ネットワーク」のウェブサイト(http://www.chemical-net.info/)で受付中。
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- 化学物質国際対応ネットワーク:本年7月に、EUの新たな化学物質規制など、我が国の経済活動にも影響を及ぼす海外の化学物質対策の動きへの対応を強化するため、化学産業や化学物質のユーザー企業、関係省庁等が幹事となって発足。 (参考:平成19年7月26日付け報道発表資料「化学物質国際対応ネットワークの発足について」https://www.env.go.jp/press/8624.html)
- (c)第2回日中韓政府事務レベル会合
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- 日時:
11月9日(金)午前
- 主催:
環境省
場所:
環境省
- 出席者:
日中韓の政府関係者
- 内容:
ワークショップを踏まえた将来の連携方策等について議論する予定
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- ※
- 事務レベル会合は非公開だが、結果は公表する予定。
- 連絡先
- 環境省総合環境政策局環境保健部環境保健企画管理課化学物質審査室
代表:03-3581-3351
室長:戸田英作(内線6309)
補佐:木野修宏(内線6324)
担当:平塚二朗(内線6329)