報道発表資料

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1998年12月21日

「こども葉っぱ判定士」事業に係る大臣表彰等について

環境庁では、樹木の二酸化炭素吸収量等の調査を通じ、小・中学生に地球温暖化防止や大気環境保全の啓発を図ることを目的に、「こども葉っぱ判定士」事業を実施した。
 本事業に参加し調査結果を往復葉書に記入して、9月30日までに環境庁に送付した小・中学生には、「こども葉っぱ判定士」課程修了の大臣(環境庁長官)認定証が12月25日に発送される。
 また、(財)日本環境協会では、小・中学生のグループを対象に「こども葉っぱ判定士」事業に関する活動を紹介する壁新聞を公募し、応募作品の中から優秀なものについて表彰を行うこととしているが、環境庁としては、その意義を認め同協会の申請を受け大臣表彰を贈ることとした。表彰受賞者及び表彰式は下記のとおりである。
 (なお、表彰式はカメラ撮り及び取材が可能です。)
1.「こども葉っぱ判定士」事業の概要

 環境庁では、本年6月、樹木の二酸化炭素吸収量等の調査を通じ、小・中学生に地球温暖化防止や大気環境保全の啓発を図ることを目的に、「こども葉っぱ判定士」事業を実施することとした。この事業は『地球温暖化対策推進大綱』(平成10年6月19日地球温暖化対策推進本部決定)にも位置付けられている。
  調査は、次の6ステップから成っている。

  • ステップ1 樹木の蒸散ってどんな働きか見てみよう
  • ステップ2 1本の樹木の蒸散量を調べてみよう
  • ステップ3 樹木の二酸化炭素の吸収量を調べてみよう
  • ステップ4 学校の庭にある樹木の二酸化炭素吸収量を調べてみよう
  • ステップ5 樹木の吸収する二酸化炭素の量をいろいろな値と比べてみよう
  • ステップ6 樹木の二酸化窒素などの浄化効果を計算してみよう

 環境庁が都道府県等を通じて参加を希望する小・中学校、こどもエコクラブや個人にパンフレットを配付し、それに沿って、学校や庭の樹木の二酸化炭素の吸収量等を調査する。調査結果を往復葉書に記入して、調査結果を9月30日までに環境庁に送付した小・中学生には「こども葉っぱ判定士」課程修了の大臣(環境庁長官)認定証が贈られることになっている。

2.大臣認定証の交付について

 締め切りの9月末日までに環境庁に応募のあったのは、1,493通であった。このうち住所不明等のものを除く1,480通について今月25日に大臣認定証を発送する。
 なお、住所不明のものについては照会等により判明次第大臣認定証を送付する。

3.大臣表彰について

 環境教育事業を進めている(財)日本環境協会では、小・中学生のグループを対象に、「こども葉っぱ判定士」事業に関する活動を紹介する壁新聞を公募し、応募の中から優秀な作品について表彰を行うこととしている。環境庁はその意義を認め、同協会の申請を受けて大臣表彰を贈ることとした。

  • 表彰受賞者(別紙のとおり)   計 3グループ
    (小学生2グループ、中学生1グループ)
  • 表彰式
     真鍋大臣から受賞の各グループに対し賞状が授与される。その後、記念撮影等が行われる。
     なお、受賞のグループには(財)サンワみどり基金より副賞として苗木が贈られる。
日 時

平成10年12月25日(金)11:00~11:30
(注)当日閣議の時間により多少遅れる可能性がある。
場 所 環境庁第1会議室(合同庁舎第5号館22階)
出席者 国務大臣・環境庁長官 真鍋賢二
環境庁大気保全局長  廣瀬 省
財団法人日本環境協会関係者
財団法人サンワみどり基金関係者
受賞を受ける3グループのメンバー 21名

 

添付資料

連絡先
環境庁大気保全局企画課大気生活環境室
室   長 :柏木順二(内線6540)
 室長補佐 :臼木民夫(内線6541)
 担   当 :宮内 徹(内線6546)