報道発表資料

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1999年02月15日

埼玉県所沢市を中心とする野菜のダイオキシン類等実態調査実施概要

環境庁、厚生省、農林水産省は、2月8日の三省庁連絡会議の合意に基づき、埼玉県所沢市を中心とする野菜のダイオキシン類等の実態に関して、作物体、摂取量の推計、大気や土壌等の環境媒体といった各種要素相互の関連性を総合的に把握する観点から、以下の概要のとおり調査を実施することに決定。
 なお、調査の実施に当たっては、埼玉県が行う独自調査(10カ所)と十分な連携を図るものとする。
1 調査対象区域

埼玉県所沢市、川越市、狭山市、三芳町

2 調査地点数

所沢市7地点、川越市1地点、狭山市1地点、三芳町1地点(合計10地点)において、調査に必要な試料の採取を行う。

3 調査項目及び三省庁の分担

(1) 作物体調査(農林水産省)
  対象作物は「ほうれんそう」とし、ダイオキシン類等の含有量等に関する実態調査を行う。
(2) 摂取量推計調査(厚生省)
  通常の食生活において、調査対象区域のほうれんそう等の野菜を摂取したと仮定した場合のダイオキシン類等の一日摂取量の推計調査を行う。
(3) 環境調査(環境庁)
  対象環境媒体は、大気、土壌、降下ばいじん、水質、底質、地下水とし、ダイオキシン類等に関する実態調査を行う。

4 試料採取

(1) 作物体調査
  全ての調査地点(10カ所)において試料を採取し、分析に供する。
(2) 摂取量推計調査
  全ての調査地点のうち3カ所を選定して試料を採取し、分析に供する。
(3) 環境調査
  全ての調査地点(10カ所)において試料を採取し、分析に供する。
ただし、水質、底質、地下水については、2カ所を選定して試料を採取。

5 試料の分析

民間の分析機関に委託して実施。

6 試料採取開始時期

平成11年2月16日より試料の採取を開始する(県が実施する調査の試料採取と合同で行う)。

(注) 県との合同の試料採取に当たって、2月16日午前9時45分から作業手順確認のための模擬調査をJA所沢市富岡支所近くの圃場において行うこととしているので、こ の際に試料映像の撮影を願います。
各調査地点での撮影はプライバシー保護の観点から遠慮願います。
なお、対応の詳細等は県に照会願います。
連絡先
環境庁企画調整局環境保健部環境安全課環境リスク評価室
室  長:上田 博三 (内線6340 直通03-3593-2464)
 室長補佐:牧谷 邦昭 (内線6341 直通  〃  ) 

厚生省生活衛生局食品保健課 (代表03-3503-1711)
 課  長:田中 慶司 (内線2441 直通03-3595-2326)
 課長補佐:木村 博承 (内線2444 直通  〃  ) 

農林水産省農産園芸局野菜振興課 (代表03-3502-8111)
 課  長:池田 洋一 (内線4290 直通03-3501-0984)
 課長補佐:千葉  豊 (内線4297 直通  〃  )