報道発表資料

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1999年02月12日

製品の二酸化炭素排出量に関するデータ集(ChoCO2:チョコツー)の作成について

環境庁と国連大学が共同で運営している地球環境パートナーシッププラザ(GEIC)では、製品の二酸化炭素排出量に関するデータ集(ChoCO2:チョコツー)として電気製品(冷蔵庫、壁掛インバーターエアコン、テレビ、ビデオデッキ、CDラジカセ・ミニコンポ、ワープロ、ファクシミリ、ノート型パソコン、カラープリンター)の二酸化炭素排出量に関して順位づけを行ったデータ集「ChoCO2'98」と、国内で販売されている一般向けの乗用車(国産車)の二酸化炭素排出量の順位づけを行ったデータ集「ChoCO2'98 for cars」を作成した。
 これらのデータ集は、地球環境パートナーシッププラザ(東京都渋谷区国連大学本部東側1F)で自由に閲覧できるほか、希望者に無料で配布する(郵送希望の場合は郵送料自己負担)。また、データ集に掲載した情報はインターネットを通じても提供している。
 我が国の二酸化炭素の排出量の部門別推移をみてみると、民生、運輸部門では、平成2年度から平成7年度までの排出量の伸びがいずれも16%増と大きく増加している。

 また、民生部門からのCO2排出量の53%が家庭部門からで、運輸部門からのCO2排出量の約44%が乗用車であり、あわせると全体の約3分の1を占めている。

 このように増加基調にある民生・運輸部門の二酸化炭素排出量を抑制し、地球温暖化の防止を進めていくためには、エネルギーを丁寧に使うことに加え、使用時に二酸化炭素排出量の少ない製品を優先的に購入することが重要となってくる。

 このため、地球環境パートナーシッププラザ(GEIC)では、消費者が電気製品や乗用車を購入する際に使用時の二酸化炭素排出量を考慮して商品選択を行うことを促す観点から、電気製品については販売店の店頭などで配布されているカタログ・パンフレットに記載されている電力消費量に関する情報に基づき、また、自動車については各自動車メーカーに依頼して取り寄せた燃費に関する情報に基づき、二酸化炭素排出量により順位づけした結果をデータ集としてとりまとめた。これは、昨年とりまとめたものを最新のデーターに更新したものである。

 電気製品のデータ集には、冷蔵庫、壁掛インバーターエアコン、テレビ、ビデオデッキ、CDラジカセ、ワープロ、ファクシミリ、ノート型パソコン、カラープリンターの9品目について、二酸化炭素排出量の少ない機種のトップ3が記載されているほか、購入する際には、製品の寸法や機能などの他の要素についても考慮されることから、調査対象とした全機種についての関連情報を網羅した一覧表も掲載されている。

 乗用車のデータ集は、国内で販売されている一般向けの乗用車(国産車)を車両重量区分別、車種別に分類し、使用燃料(ガソリン、軽油)ごとに二酸化炭素排出量の少ない乗用車のトップ3を記載しているほか、調査対象とした全車種についてのデータ一覧表も掲載している。

 データ集は、地球環境パートナーシッププラザ(東京都渋谷区国連大学本部東側1F)で自由に閲覧できるほか、希望者に無料で配布する(郵送希望の場合は郵送料自己負担)。

 また、データ集に掲載した情報はインターネットを通じても提供している。(別紙参照)

 *別添
    {1}電気製品編 (省略)
       「ChoC02'98 [2] -二酸化炭素排出量で製品選び!-」
    {2}乗用車編
       「ChoC02'98 for cars -二酸化炭素排出量でクルマ選び!-」


(別紙)
地球環境パートナーシッププラザ(GEIC)

ChoCO2ご希望の方は、下記のように、返信用封筒をお送り下さい。

 A4サイズの返信用封筒に、返送先を記入し、390円切手をお貼りのうえ、下記まで郵送して下さい。
 なお、お一人1部とさせていただきます。複数ご入用の場合は、コピーをお取り下さい。(著作権の問題はありません)

〒150-000
東京都渋谷区神宮前5-53-70 国連大学1階
地球環境パートナーシッププラザ ChoCO2係

ChoCO2はインターネットでもご覧いただけます。
http://www.geic.or.jp/geic/lib/choco2

連絡先
環境庁企画調整局環境保全活動推進室
室  長:伊藤 哲夫(6196)
 室長補佐:唐木 徳子(6263)
 担  当:荒川 幸一(6267)
  お問い合わせはFAXで荒川まで
  FAX番号 03-3580-9568

地球環境パートナーシッププラザ
(国際連合大学本部施設内)
 阿 部 宗 広