報道発表資料

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1999年02月05日

ナホトカ号油流出事故による海域・海浜生物等への影響に関する調査検討委員会の開催について

環境庁では、ナホトカ号油流出事故による海域・海浜生物等への影響について、福井県から兵庫県にわたり、重油漂着の認められた潮間帯及び植生を対象に、昨年度から継続して調査を実施しており、これらの調査結果の評価等について検討するために検討委員会を開催する。
1.会議名 ナホトカ号油流出事故による海域・海浜生物等への影響に関する調査検討委員会
(座長:矢島孝昭 金沢大学理学部教授)
2.日  時

平成11年2月8日(月) 15時30分~18時
3.場  所 休暇村"越前三国"会議室
(福井県坂井郡三国町  TEL:0776-82-7400)
4.議  題 平成10年度調査結果内容の検討について
5.検討委員会の構成  
北見 健彦 元新潟大学理学部附属臨海実験所助手
清末 忠人 鳥取女子短大非常勤講師
坂井 恵一 のと海洋ふれあいセンター普及課長
中原 紘之 京都大学農学部教授
藤原 秀一 (財)海中公園センター研究員
古池  博 石川県地域植物研究会会長
本庄 四郎 竹野スノーケルセンター海洋生物研究会
三谷 文夫 元福井県立大学生物資源学部教授
矢島 孝昭(座長) 金沢大学理学部教授
 
(五十音順)

 

(参考)

(1) 調査体制
 調査は、(株)芙蓉海洋開発が環境庁からの請負により実施。調査内容等について検討するため、海域生態系等の専門家から成る検討委員会を設置している。
(2) 平成10年度の調査内容
  平成10年度については、以下のとおり調査を実施している。
{1}潮間帯調査
 (ア) 調査対象地域
 木ノ浦(石川県)、安島・蓑町海岸(福井県)、浜詰(京都府)、小浦浜(兵庫県)
 (イ) 調査時期
  平成10年7月及び10月の2回実施
 (ウ)

調査内容

  • 方形枠を設定し枠内の生物の種類と個体数(被度)を調査。
  • ヨメガカサガイを指標生物とし、その活性度判定及び殻長測定。
  • ホンダワラ類に重油影響のあった地点に方形枠を設定し、ホンダワラ類の形態異常の状況の目視観察及び葉長を測定。

{2}植生調査
 (ア) 調査対象地域
  シャク崎(石川県)、安島・三里浜(福井県)、箱石(京都府)、浜安木(兵庫県)
 (イ) 調査時期
  平成10年7月及び10月の2回実施
 (ウ)

調査内容

  • 調査測線を設定し目視による被害状況の観察及び写真撮影。
  • 重油の挙動を把握するため、土壌を分析。

参考:会議は非公開ですが頭撮りは可能です。会議終了後に担当者が取材に対応します。

連絡先
環境庁自然保護局計画課
課 長 :小林 光 (6430)

環境庁自然保護局国立公園課
課 長 :小野寺浩 (6440)
 担 当 :中島(6432)、牛場 (6443)