報道発表資料

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2007年01月26日
  • 総合政策

平成18年度「学校エコ改修と環境教育事業」採択校の決定について(二次)

環境省は、平成17年度から、学校施設のエコ改修と学校・地域における環境教育を一体的に行う「学校エコ改修と環境教育事業」を実施しています。
 本年度の第二次採択校として、福井県若狭町立三方中学校、島根県海士町立海士中学校、愛媛県伊予市立翠小学校の3校を採択することとしましたので、お知らせいたします。

1.事業の概要

 学校は、教育の場であるとともに、地域社会の核であることから、地球温暖化対策を進める上でも重要な拠点です。このような認識のもと、環境省では、太陽光発電等の自然エネルギーの導入や、冷暖房負荷低減のための断熱改修、屋上緑化等を効果的に組み合わせ、二酸化炭素の排出を抑制しながら、児童生徒の快適な学習環境を確保する「学校エコ改修と環境教育事業」を平成17年度から実施しています。
 本事業では、地方公共団体が設立している学校に対して、二酸化炭素排出削減効果を有する省エネ改修、代エネ機器導入等を最も効果的に組み合わせた施設整備等の一部を補助します(補助率1/2)。事業の実施期間は原則として3ヵ年であり、平成18年度採択校は、平成18年度から平成20年度の期間で事業を実施します。
 この事業は、ハード整備に加え、その改修過程を素材として、地域への環境建築等の技術普及や学校を核とする地域ぐるみの環境教育を展開することに大きな特徴があります。

2.実施対象校

 環境建築及び環境教育の有識者による「学校エコ改修と環境教育事業」選定等検討会による検討を経て、以下の3校を選定しました。

自治体名学校名
福井県若狭町三方中学校
島根県海士町海士中学校
愛媛県伊予市翠小学校

3.今後の事業の進め方

 学校エコ改修検討会(注1)と環境教育検討会(注2)を各自治体において設置し、各採択校におけるエコ改修の内容や、エコ改修を活用した環境教育の内容を検討します。これらの検討会の検討結果に基づいて、改修の計画・設計及び工事を行うとともに、改修を活用した環境教育を行います。検討会への参加者は、地域の建築・設備業者、地域住民、学校の先生等を広く公募します。
 採択自治体の参加者公募や、事業の進捗については、本事業のホームページで逐次紹介していきます(http://www.ecoflow.jp)。

注1 学校エコ改修検討会
 環境建築や耐震構造、学校空間等についての勉強会やワークショップで学んだ内容を踏まえ、採択校の改修内容について議論し、改修の基本構想案を作りあげる研究会。参加者として想定されるのは、建築の設計・施工・造園・設備等関係業者、研究者、NPOのほか、関心のある地域住民等。
注2 環境教育検討会
 学校のエコ改修を活用して学校の熱環境や施設の使い方等を学ぶ環境教育プログラムづくりを行う研究会。参加者として想定されるのは、対象校の先生、地域の教育関係者、NPOのほか、関心のある地域住民等。学校改修後も、ここで検討した環境教育プログラムを活用して環境教育を行う。
(参考)平成18年度第一次採択校(平成18年12月22日発表)
自治体名学校名
埼玉県浦和高等学校
群馬県太田市中央小学校
福井県坂井市鳴鹿小学校
連絡先
環境省総合環境政策局環境経済課環境教育推進室
直通:03-5521-8231
 代表:03-3581-3351
 室長:北沢 克巳(6240)
 補佐:尾崎 泰之(6262)
 担当:白石 賢司(6272)