報道発表資料
環境省は、今般、関係府省の平成19年度環境保全経費を取りまとめました。
環境保全経費は、環境保全に係る施策が政府全体として効率的、効果的に展開されるよう、環境省設置法第4条第3号の規定に基づき環境省が見積りの方針の調整を行い、環境基本計画に示された施策の体系に沿って取りまとめているものです。
平成19年度の環境保全経費の総額は、2兆949億円で、18年度当初予算額に比べ393億円、1.8%の減少となっていますが、地球環境の保全に関する経費に関しては、18年度当初予算に比べて310億円、6.7%の増加となっています。
1 平成19年度環境保全経費の概要
平成19年度環境保全経費は、総額2兆949億円となり、前年度当初予算と比べ、1.8%の減少であった(16年度6.0%減少、17年度8.2%減少、18年度9.8%減少)。
また、内訳をみると、地球環境の保全に関する経費が、310億円(6.7%)増えている。
- (1)環境保全経費の総額
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2兆949億円 ・・・ 平成18年度当初予算額(2兆1,342億円)と比べ、
393億円、1.8%の減額 - (2)環境保全経費の内訳
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19年度(18年度)
[1] 地球環境の保全 ・・・・・・・・・・4,912億円 ( 4,601億円) 森林整備、省・新エネルギー関係、二酸化炭素排出抑制対策等
<農林水産省、経済産業省、文部科学省、国土交通省、外務省、環境省等>[2] 大気環境の保全 ・・・・・・・・・・2,797億円 ( 3,036億円) 沿道環境改善、騒音対策、道路交通環境対策、低公害車普及推進等
<国土交通省、防衛施設庁、警察庁、経済産業省、環境省等>[3] 水環境、土壌環境、地盤環境の保全 ・・・・・・・・・・8,195億円 ( 8,183億円) 下水道整備、排水処理施設整備、地盤沈下対策、水・土壌環境整備等
<国土交通省、農林水産省、経済産業省、内閣府、環境省等>[4] 廃棄物・リサイクル対策 ・・・・・・・・・・1,321億円 ( 1,442億円) 廃棄物処理・再生利用施設整備等
<環境省、農林水産省、国土交通省、内閣府等>[5] 化学物質対策 ・・・・・・・・・・98億円( 123億円) 化学物質リスク研究、化学物質安全確保対策、化学物質評価管理等
<厚生労働省、環境省、農林水産省、経済産業省等>[6] 自然環境の保全と自然とのふれあいの推進 ・・・・・・・・・・2,851億円 ( 3,174億円) 都市公園・自然公園整備、治山事業、緑地保全等
<国土交通省、農林水産省、文部科学省、内閣府、環境省等>[7] 各種施策の基盤となる施策等 ・・・・・・・・・・776億円( 782億円) 公害健康被害対策、環境保全監視・取締、環境保全普及啓発等
<環境省、農林水産省、公害等調整委員会等>
2 「環境保全上意義の高い新規事項の例」の概要
関係府省の新規要求予算のうち、環境保全の観点から特に高い効果が期待できると考えられる施策として、概算要求時に取りまとめた「環境保全上意義の高い新規事項の例」については、9事業のすべてが認められた。(概算決定額45,469百万円)
添付資料
- (参考)平成19年度府省別・事項別環境保全経費一覧 [PDF 11 KB]
- (参考)平成19年度地球環境の保全に関する予算案について [PDF 13 KB]
- 平成19年度環境保全経費における環境保全上意義の高い新規事項の例 [PDF 14 KB]
- 連絡先
- 環境省総合環境政策局環境計画課
電話番号:03-3581-3351(代表)
03-5521-8328(直通)
課長:奥主 喜美(6220)
課長補佐:大林 圭司(6250)
担当:中西・西宮(6281)