報道発表資料

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2007年01月15日
  • 再生循環

今後の浄化槽の在り方に関する「浄化槽ビジョン」について

本日開催の中央環境審議会廃棄物・リサイクル部会浄化槽専門委員会(委員長:加藤三郎 (株)環境文明研究所代表取締役所長)において、環境行政全般の進展や社会状況の変化を踏まえた、今後の浄化槽の在り方として、「浄化槽ビジョン」の取りまとめがなされました。
 「浄化槽ビジョン」においては、今後の浄化槽の普及の推進を図るため、既存単独処理浄化槽の合併化も含めた面的整備、地域住民の環境意識の高揚、持続的発展が可能な社会の構築のための浄化槽システムの構築等が提案されています。

1.経緯等

 浄化槽に関する法令や予算について様々な進展を見るとともに、環境行政全般の前進、国民の環境意識の向上、国及び地方公共団体の財政の逼迫等浄化槽を取り巻く社会状況等の変化が進んだことなどを踏まえ、中央環境審議会廃棄物・リサイクル部会浄化槽専門委員会(委員長:加藤三郎 (株)環境文明研究所代表取締役所長)において今後の浄化槽行政の展開を図るため「浄化槽ビジョン」の検討を行い、今般、専門委員会報告として取りまとめられました。

2.「浄化槽ビジョン」の概要

1 浄化槽の普及の推進

(1)浄化槽整備区域の積極的設定
ア.既存単独処理浄化槽の合併化も含めた面的整備
  • 浄化槽の特徴等を踏まえたより積極的な浄化槽整備区域の設定
  • 単独処理浄化槽撤去の財政支援の充実
  • 計画策定調査費を活用した各家庭に対する専門家による総合的助言  等
イ.地域住民の環境意識の高揚
  • 住民等に対する浄化槽関連情報の発信
  • NPO等間の情報・意見交換の場の創出、ネットワークの形成  等

2 持続的発展が可能な社会の構築のための浄化槽システムの構築

(1)循環型社会・脱温暖化社会の形成
  • 浄化槽汚泥のバイオマスのリサイクルシステムへの組み入れ等の有効活用体制の整備
  • 濃縮車・脱水車等効率的な汚泥回収システムの整備   等
(2)健全な水循環の構築
  • 小規模事業場への浄化槽技術活用の周知と対象の拡充
  • 窒素・燐対応型浄化槽の普及推進、効率的な維持管理の検討
  • 浄化槽整備による効果の把握方法等の検討      等

3 研究開発等

4 海外展開

添付資料

連絡先
環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部廃棄物対策課浄化槽推進室
代表 03-3581-3351
 直通 03-5501-3155
 室長 松原 徳和 (内線6861)
 室長補佐 足立 晃一 (内線6863)
 担当 上江 武啓修(内線6865)

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