報道発表資料
神栖市のA・Bトラック地区の外縁部に設置した26か所のモニタリング孔の地下水調査において、新たに、B地区の南西地域の1孔(M-27)から0.004~0.005 mg/リットルのジフェニルアルシン酸(DPAA)が検出されたので、今後の対応と併せてお知らせします。M-27は、昨年9月16日に発表した調査結果において既に検出が確認されていた1孔(M-20)の地下水下流側に新たに設置したモニタリング孔の1つです。
1 ジフェニルアルシン酸の調査結果等について
(1)調査対象範囲
A・Bトラック地区の外縁部に設置した26か所のモニタリング孔
(2)調査結果等
- ○ 採水日:
- 平成18年10月30日~12月8日
- ○ 採水件数:
- 26件
- ○ DPAA不検出:
- 25件
- ○ DPAA検出:
- 1件(M-27孔(図参照))
- 検出値(ヒ素換算値)
・採水深さ 10m 0.005 mg/リットル
・採水深さ 20m 0.004 mg/リットル
・採水深さ 30m 0.005 mg/リットル
・採水深さ 40m 0.004 mg/リットル
- ※DPAA不検出:
- 定量下限値未満のことをさす。
本分析の定量下限値は0.001 mg/リットル(ヒ素換算値)である。
なお、M-26孔からは、フェニルアルソン酸(PAA)が0.003~0.005 mg/リットル(ヒ素換算値)検出されました。
2 今後の対応について
「茨城県神栖町における地下水汚染範囲のモニタリング及び飲用井戸水の安全確保について」(別紙)等に基づき、以下の対応を講ずる。
(1)当面の対応
- A・Bトラック地区外のM-27孔から、概ね200~600メートル圏内(図参照)の全ての飲用井戸の調査
- A・Bトラック地区外のM-27孔から、概ね200~600メートル圏内(図参照)の井戸水の飲用等の自粛指導
- 仮設給水所の設置
(2)その後の対応
- 上記(1)の飲用井戸の調査結果をもとに、専門家の意見を踏まえて、井戸水が汚染されている可能性のある範囲を決定する。
- 上記(1)の飲用井戸の調査結果をもとに、専門家の意見を踏まえて、当該地域周辺で新たなモニタリング孔を設定し、継続的なモニタリングを実施する。
添付資料
- 連絡先
- 環境省総合環境政策局環境保健部環境安全課環境リスク評価室
室長:北窓 隆子(内線6340)
室長補佐:塚田源一郎(内線6341)
環境専門調査員:藤井 英彦(内線6342)