報道発表資料

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2006年11月22日
  • 保健対策

石綿による健康被害の救済に関する法律に基づく指定疾病の認定に係る医学的判定の結果について

環境大臣は、石綿による健康被害の救済に関する法律に基づき、(独)環境再生保全機構からの申出に対する医学的判定を平成18年11月22日に行いました。
 判定結果については、今後速やかに(独)環境再生保全機構に通知する予定です。

 環境大臣は、石綿による健康被害の救済に関する法律に基づき、(独)環境再生保全機構からの申出に対する医学的判定を平成18年11月22日に行いました。
 判定結果については、今後速やかに(独)環境再生保全機構に通知する予定です。

医学的判定の結果

 医療費等に係る113件※1について医学的判定を行いました。
 結果は以下のとおりです。
 これらのうち、石綿を吸入することにより当該指定疾病にかかったかどうか判定できなかったものについては、(独)環境再生保全機構から申請者又は医療機関に対して判定に必要な資料の提出を求め、改めて判定を行うことになります。

※1
うち39件は、これまでに石綿を吸入することにより当該指定疾病にかかったかどうか判定できないとされ、(独)環境再生保全機構から申請者又は医療機関に対して判定に必要な資料を求めた結果、提出があったため、改めて判定を行ったものです。

石綿健康被害救済法に基づく医学的判定の状況(医療費等の申請に係るもの)

 判定件数 今回の判定件数 (参考)判定件数累計
113件
(中皮腫111件
肺がん2件)
766件※2
(中皮腫550件
肺がん216件)
石綿を吸入することにより指定疾病にかかったと認められると判定されたもの
(認定疾病と判定するもの)
71件
(中皮腫70件
肺がん1件)
424件
(中皮腫339件
肺がん85件)
石綿を吸入することにより指定疾病にかかったと認められないと判定されたもの
(認定疾病でないと判定するもの)
7件
(中皮腫6件
肺がん1件)
28件
(中皮腫22件
肺がん6件)
石綿を吸入することにより指定疾病にかかったかどうか判定できなかったもの
(認定疾病かどうか判定できないもの(判定保留))
35件
(中皮腫35件)
314件※3
(中皮腫189件
肺がん125件)
※2

これまでに石綿を吸入することにより当該指定疾病にかかったかどうか判定できないとされ、資料が提出されたために改めて判定を行った案件は、審議は複数回行ったことになりますが、1件と数えています。

※3

資料が提出されたために改めて判定を行った結果、「石綿を吸入することにより指定疾病にかかった」又は「石綿を吸入することにより指定疾病にかかったのではない」と判定した案件は、件数累計から除いています。

(参考1)特別遺族弔慰金等の申請(肺がん)に係る医学的判定の状況

 判定件数 判定件数累計
11件
石綿を吸入することにより肺がんにかかったと認められると判定されたもの
(認定疾病と判定するもの)
4件
石綿を吸入することにより肺がんにかかったと認められないと判定されたもの
(認定疾病でないと判定するもの)
3件
石綿を吸入することにより肺がんにかかったかどうか判定できなかったもの
(認定疾病かどうか判定できないもの(判定保留))
4件

(参考2)今回の医学的判定に係る審議会の開催状況

第19回石綿健康被害判定小委員会審査分科会 平成18年10月2日
第20回石綿健康被害判定小委員会審査分科会 平成18年10月12日
第21回石綿健康被害判定小委員会審査分科会 平成18年10月20日
第11回石綿健康被害判定小委員会 平成18年11月17日
連絡先
環境省総合環境政策局環境保健部環境保健企画管理課石綿健康被害対策室
直通:03-5521-6552
 室長:瀬川 俊郎(内 6381)
 室長補佐:眞鍋 馨(内 6384)
 係長:鈴木 克彦(内 6385)