報道発表資料

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1997年04月18日

地球温暖化防止啓発パンフレット「"ありさん"おうちどうしたの?」の発行について

環境庁では、地球温暖化防止京都会議の開催を12月に控え、地球温暖化問題の重要性や対策の必要性等についての普及・啓発を、国民各層に対して広く推進しているところであるが、その一環として、幼稚園から小学校低学年の児童とその家族を対象としたパンフレット「親子でのぞこうやさしい地球 "ありさん"おうちどうしたの?」を作成したので、配布を開始する。
 このパンフレットは、小さな子どもにも地球温暖化の危険性が伝わるよう、そのイメージを絵本の手法で表現するとともに、地球温暖化の影響や温暖化防止のためにできることを、子供とともに家族で学べるよう、大人向けの解説文を挿入してある。
 環境庁では今後このパンフレットを広く配布するとともに、さらに様々な国民層に対して地球温暖化に関する普及・啓発を進める考えである。

1. 目的

 本年12月に開催される地球温暖化防止京都会議に向け、環境庁では地球温暖化に関する国民規模の啓発及び国民参加の取組を強化しているところであるが、小さな子どもにも理解できるような啓発材料を求める声が強かった。
 環境庁では、これらの声に答えるとともに、子どもに地球温暖化問題を教える過程で、教える立場にある大人の間でも理解が進むことを狙いとして、絵本仕立てのパンフレット「親子でのぞこうやさしい地球 "ありさん"おうちどうしたの?」を作成した。環境庁では、このパンフレットを今後広く配布し、早期の環境教育に役立てるとともに、家庭における地球温暖化問題に関する理解を促進する考えである。  

2. 発行主体等

  発 行  環境庁企画調整局地球環境部
  絵と文  榊原 薫

発行部数及び配布先

 当初5万部発行し、地方公共団体、環境NGOや各種団体を通じて広く配布する。

その他

 環境庁等ではこのほかに、NGOなどと協力して作成したパンフレット「体温、異常」や、より詳細な情報を盛り込んだリーフレット「どうなる地球、どうする21世紀」、サラリーマン層への訴求を狙いとした「環境ゲンザイ」などを発行してきたが、これらについても、今回のパンフレットと併せてなお一層の配布・普及を図っていく。

連絡先
環境庁企画調整局地球環境部環境保全対策課
課長:小林   光 (内線6740)
 補佐:大庭 一夫 (内線6757)
 担当:大森 友也 (内線6739)