報道発表資料
トが行われ、これを要約した議長サマリーが示された。また、4月9日夕には、環境庁の主催でエコアジア・パネルが開催された。第2週目からは、国連環境開発特別総会で採択
される文書についての事務的検討が行われる。
1.概要
CSDは、平成4年にリオデジャネイロで開催された「環境と開発に関する国連会議(地球サミット)」のフォローアップを行うため平成5年に設立されたもので、毎年閣僚レベルでの会合を開催しており、今回が5回目となる。
今回のCSD第5回会合は、本年6月に開催される国連環境開発特別総会の準備会合と位置付けられている。具体的には、先のCSD準備作業部会(本年2月24日~3月7日)において示された特別総会最終文書に関する同作業部会共同議長案をたたき台として議論を行い、特別総会で採択される最終文書案を作成することとなっている。
なお、CSDは、議定書案の交渉等のCOP3準備プロセスに直接関わっていないが、我が国としては、特別総会において法的拘束力のある国際約束がCOP3で採択されるべきとの政治的シグナルを発するべきと提案している。
2.我が国からの出席者
田辺地球環境担当大使、大西環境事務次官、外務省、環境庁、通産省、農水省、郵政省、科学技術庁、運輸省
3.会合の主な日程(予定)
4月8日 開会、議長等の選出 ハイレベル会合(特別総会について) 田辺大使ステートメント(全般) 9日 ハイレベル会合(特別総会について) エコアジア・パネル(環境庁主催)(サイドイベント) 10日 ハイレベル会合(森林について) 田辺大使ステートメント(森林) 11日 様々な機関、会合からの報告 GEAやRio+5等からの報告 14日~18日 最終文書案について議論 21日~24日 最終文書案について議論 25日 最終文書案採択
4.第1週の成果
8日~10日までムスタファ・トルバ氏(エジプト)を議長としてハイレベル会合が開かれ、各国のステートメントが行われた。我が国からは、田辺地球環境担当大使がステートメントを行った(参考1)。また、各国のステートメント及び9、10日朝に行われた非公式閣僚協議での議論を基に議長によるサマリーが示された(参考2)。
また、4月9日18:15~19:45にサイドイベントとして、環境庁主催でエコアジア・パネルを開催した(参考3)。
5.第2週の予定
第2週には、関連団体との対話の会合及び最終文書案についての協議が行われる。このほか、副議長を中心として森林、機構問題、1998~2002年のCSD事業計画案、及び特別総会「宣言」に含まれる要素案についての非公式協議が行われる。
(参考)特別総会最終文書についての共同議長案の構成
I. 声明(最終文書の前文あるいは独立した宣言となるもの)
II. 地球サミット後の進捗状況の評価
III.緊急に行動を要する分野における実施
A.経済、社会、環境目的の統合
B.個別分野と課題
C.実施手段
IV. 国際的な組織の整備
*参考部分については、後日掲載予定。
- 連絡先
- 環境庁企画調整局地球環境部企画課
課長 岡澤和好(6731)
補佐 小川晃範(6734)
担当 新田 晃(6755)