報道発表資料

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2006年07月20日
  • 自然環境

「ペット・外来生物遺棄防止キャンペーン」について

最近、遺棄されたとみられる外来生物を含むペットの発見事例が多く報道されていることから、環境省では、ペット・外来生物遺棄防止キャンペーンとして、昨年度に引続き、愛玩目的で飼われている生物の遺棄防止のため、ペットの終生飼養を呼び掛けます。

1.キャンペーンの趣旨

 ワニガメやカミツキガメなど、外来生物を含むペットの野外での発見事例が多く報道されています。この中には、動物愛護の観点から問題となるペットの遺棄に起因するものが含まれると考えられます。また、捨てられたり、逃げたりした外来生物が野外に定着し、日本の生態系、人の生命・身体及び農林水産業に被害を及ぼす可能性もあります。
 環境省では、ペットとして飼われている生物の遺棄防止と、ペットの終生飼養を呼び掛けています。なお、愛護動物の遺棄は「動物の愛護及び管理に関する法律」で禁じられており、特定外来生物を野外に放つことは「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」で禁じられています。

2.キャンペーンの内容

 「外来生物の適正な飼育に係る自然環境局長談話」を発表し、外来生物の適正飼養を呼び掛けるとともに、生物に親しむ機会の多くなる夏休みに向け、環境省からペットショップ、外国産甲虫類等の販売専門店、ホームセンター、百貨店等に対してペット・外来生物の遺棄防止を呼び掛けるチラシを配布し、ポスターの掲示依頼及び購入者に対する遺棄に関する注意喚起についての協力依頼を行います。また、地方公共団体にも各関連機関への周知依頼を行います。ポスター及びチラシについては、環境省ホームページ(https://www.env.go.jp/nature/intro/3shiryou.html#kouhou)に掲載しており、自由にダウンロードして利用することが可能です。

添付資料

連絡先
環境省自然環境局総務課動物愛護管理室
室長:築島 明 (6484)
 係長:岩浅 有記(6429)

環境省自然環境局野生生物課外来生物対策室
室長:三村 起一(6980)
 係長:尼子 直輝(6984)

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