報道発表資料
環境省では、地球環境保全政策を科学的側面から支援することを目的として、地球環境研究総合推進費(以下「推進費」という。)による研究(競争的研究資金)を推進しています。
今般、平成17年度地球環境研究企画委員会(委員長:鈴木継美)による評価結果を踏まえ、応募102課題のうち、地球環境問題対応型研究領域として11課題、地球環境研究革新型研究開発領域として7課題の合計18課題を、推進費の平成18年度新規研究課題として決定しました(研究課題の概要は別紙参照)。
特に、平成18年度からは、新規性・独創性・革新性の高い地球環境研究を強化するため、若手研究者を対象とした「地球環境研究革新型研究開発領域研究」を創設しました。
今般、平成17年度地球環境研究企画委員会(委員長:鈴木継美)による評価結果を踏まえ、応募102課題のうち、地球環境問題対応型研究領域として11課題、地球環境研究革新型研究開発領域として7課題の合計18課題を、推進費の平成18年度新規研究課題として決定しました(研究課題の概要は別紙参照)。
特に、平成18年度からは、新規性・独創性・革新性の高い地球環境研究を強化するため、若手研究者を対象とした「地球環境研究革新型研究開発領域研究」を創設しました。
1.地球環境研究総合推進費の概要
- 環境省では、平成2年度から推進費を活用して、国立試験研究機関、独立行政法人、大学、民間研究機関等、様々な分野の研究機関、研究者の連携・協力の下に、地球環境研究を総合的に進めています(平成18年度予算額32.5億円、継続課題は4プロジェクト及び24課題)。
- 本研究資金により、地球環境の将来予測・影響・対策等に関する数多くの科学的知見を蓄積しつつあり、例えば、地球温暖化に関する研究成果は、IPCCの第3次評価報告書へ引用される等、国際的な面からも貢献しています。
- 「推進費」では、基礎研究、応用研究を含め幅広く研究を実施していますが、特に地球環境問題を解決に導くための施策・政策に対する科学的な貢献を明確に志向した研究(政策反映志向型の研究)であることが要件となっています。
2.平成18年度新規研究課題の採択審査(事前評価)について
- 推進費では、新規研究課題の選定に当たり公募を行い、研究者から応募のあった研究課題の中から、科学的・技術的な観点のほか、地球環境保全政策への科学的側面からの貢献・寄与の大きさといった点も重視した上で、実施すべき研究課題を競争的に選定する仕組みとなっています。
- 専門家・有識者により構成された地球環境研究企画委員会(委員長:鈴木継美 科学技術振興機構 戦略的創造研究推進事業内分泌かく乱物質研究領域 研究総括 現東京大学名誉教授)において、応募書類審査及びヒアリング審査を実施しました。
3.平成18年度新規研究課題について
- 審査結果及び地球環境に関する国内外の最新の研究動向を踏まえ、地球環境問題対応型研究領域11課題及び地球環境研究革新型研究開発領域として7課題(合計18課題)を、推進費の平成18年度新規研究課題として決定しました。
- 平成18年度から、新規性・独創性・革新性の高い地球環境研究を強化するため、若手研究者を対象とした「地球環境研究革新型研究開発領域研究」を創設しました。
- 採択が決定した研究課題の概要については、別紙のとおりです。
- 応募課題数及び採択課題数は以下のとおりです。
研究対象分野 | 応募課題数 | 採択課題数 |
---|---|---|
◎地球環境問題対応型研究領域
|
68
(23)(12) (22) (11) |
11
(3)(3) (2) (3) |
◎地球環境研究革新型研究開発領域 | 34 | 7 |
合計 | 102 | 18 |
添付資料
- 連絡先
- 環境省地球環境局総務課研究調査室
室長:塚本 直也(内線6730)
補佐:佐藤 保(内線6732)
担当:千葉 康人(内線6732)