報道発表資料
環境省は、小・中・高等学校の教師や地球温暖化防止活動推進員などが、学校における地球温暖化に関する環境教育に活用できるよう、指導者向け教材「地球温暖化防止のための環境学習プログラム」を作成しました。
本教材は、全国の小学校・中学校・高等学校と、都道府県・政令指定都市の環境部局・教育委員会及び都道府県地球温暖化防止活動推進センターへ配布することとしています。
本教材は、全国の小学校・中学校・高等学校と、都道府県・政令指定都市の環境部局・教育委員会及び都道府県地球温暖化防止活動推進センターへ配布することとしています。
1.教材の内容
将来を担う子どもたちが、地球温暖化問題の重大性を正しく認識・理解し、地球温暖化防止のための行動が「習慣」として実行できるようにするためには、学校における地球温暖化問題についての体系立った教育が重要です。環境省では、全国地球温暖化防止活動推進センターに委託し、小・中・高等学校の教師や地球温暖化防止活動推進員などが、学校や課外活動において、地球温暖化に関する環境教育を負担少なく実施できるよう、指導者向けの教材を作成しました。
本教材を作成するに当たっては、検討会(座長:小澤紀美子 東京学芸大学教授)を設置し、教育関係者や専門家に検討いただくとともに、小・中・高等学校の先生方に執筆協力をいただくことで、実際に教える側に立った教材を作成しました。
2.教材の構成
- 学習者の問題解決能力や思考力、実践力を育てていけるよう、地球温暖化やその防止のための知識を単に教えるのではなく、地球温暖化とのつながりを、「水」、「エネルギー」、「食」といった子どもたちを取り巻く身近な生活から発想して学んでいけるようにしています。
- 「総合的な学習」の時間だけでなく、理科、社会科、家庭科など各教科でも活用できるよう、学習内容と各教育課程の学習指導要領との関連を示しています。
- それぞれの学校や地域の特性に配慮して、柔軟にカリキュラムを発想できるように、「学習の流れ」を設定したほか、さまざまな要素の関連性を「ウェビング(*)」で示しています。
- 学習プログラムを深化させ、科学的知見を基礎にプログラムを展開できるよう、関連資料やワークシート例なども掲載し、CD-ROMにも収録しています。
- *ウェビング…
- ウェブ(web)はクモの巣。クモが巣を作るイメージで学習課題を考える手法。
3.教材の配布先
- 全国の小・中学校、高等学校
- 都道府県・政令指定都市の環境部局及び教育委員会
- 都道府県地球温暖化防止活動推進センター
4.配布に関する問い合わせ先
全国地球温暖化防止活動推進センター(担当/小林・杉岡)
〒106-0041 東京都港区麻布台1-11-9プライム神谷町ビル
TEL: 03-5114-1281 FAX: 03-5114-1283 E-mail: edu@jccca.org
- *
- 教材は、全国地球温暖化防止活動推進センターのホームページでも閲覧・ダウンロードできます。(http://www.jccca.org)
- 連絡先
- 環境省地球環境局地球温暖化対策課国民生活対策室
室長:土居健太郎(内線6763)
担当:藤田 佳久(内線6792)