京都議定書に基づく遵守委員会の議長等の選出について

記

　京都議定書第１回締約国会合（COP/MOP1、昨年11月28日～12月9日、カナダ・モントリオール）において設置することが決定された遵守委員会の第１回会合が、3月1日～3日にかけてドイツ・ボンで開催されている。
　現地時間3月1日（水）午前、同委員会の促進部及び執行部の議長、副議長の選出が討議され、委員である浜中裕徳慶應義塾大学環境情報学部教授が促進部議長に選出された。ビューローを構成する他のメンバーは以下の通り。

（参考）

• 遵守委員会

  京都議定書締約国による約束の遵守を円滑に進める機関。
  （構成）
  • 総会、ビューロー、促進部、執行部からなる。
  • 促進部10名、執行部10名の計20名が遵守委員会をなす。
  • ビューローは両部の議長、副議長（各1人、合計4名）で構成。
  （遵守委員会の機能）
  
  • 促進部

    -

    議定書の実施について締約国に助言と便宜を与え、締約国による約束の遵守を促進する。

  • 執行部

    -

    削減目標の約束の達成の確定、京都メカニズムへの参加要件の充足等を判断・決定する。

• 遵守委員会の議論の内容は非公開とされている。
• 遵守委員会委員は、昨年11月～12月に開催された京都議定書第１回締約国会合（COP/MOP1）において選出された。

気候変動枠組条約事務局