報道発表資料
- 我が国の環境NGOがその役割を十分に果たすためには、その資金的基盤の強化と相まって、必要な人材の確保が不可欠である。
環境NGOにおいて活躍する人材に求められている資質は多様であるが、現状では、人材の量的な確保というより、現に環境NGOで活躍している人材の経営能力等の質的向上が課題となっている。
このため、地球環境基金では、これまでの研修事業を拡充し、新たに、地球環境市民大学校」としてNGOの人材の質的向上等のためのトレーニングを、NGOの協力を得つつ実施する。
本年度は、東京、大阪をはじめ全国各地で、プロジェクトの企画、資金調達、会計処理等を行うスタッフのための「環境NGO活動講座」、環境NGO活動を広く理解していただくための一般市民向けの「市民講座」を実施するほか、環境NGOスタッフ等の海外派遣研修を予定している。
各講座内容に関するお問い合わせ、参加のお申し込みについては、環境事業団地球環境基金部業務課(Tel 03-5251-1537)まで。
- 7月11日(金)午後1時から、日本青年館で開催する「第4回地球環境基金・環境NGOの集い」において「地球環境市民大学校」の開校式を行う。
[1] 「地球環境市民大学校」の開設について
1 趣旨・目的
- 環境事業団では、従来より、民間団体の環境保全活動の振興のため、国内集団研修を全国的に展開してきたところ
- 国内集団研修は、環境NGO活動の基盤の拡充を図ることを目的に、環境NGO活動に携わっている市民のレベルアップのための研修、環境NGO活動に関心を持つ市民に対する研修等を全国各地で開催し、市民のレベルアップ、関心層の発掘等に関し、大きな役割を発揮
- 今後、環境NGO活動を強力に推進していくためには、上記の基盤の拡充とともに環境NGOを積極的に担う人材、環境NGO活動を支援する高度な人材を育成することが重要な課題
- そのための高度な知識・実践の「場」として、平成9年度より地球環境市民大学校を開設するもの
2 平成9年度地球環境市民大学校開催講座(予定)
(1)環境NGO活動講座
講座 | 開催場所 | 定員 | 開催時期 |
PCM講座(注) | 東京 | 20名 | 9/16・17・18(3日連続) |
プロジェクト評価入門講座 | 東京 | 20名 | 1月~2月で調整中(2日連続) |
国際協力講座 | 東京 大阪 |
50名 30名 |
7/10・24 8/7・21 9/4・18(全6回) 9/19 10/3・17・31 11/14・30(全6回) |
チラシづくり講座 | 東京 | 20名 | 10/18・25(全2回) |
ホームページづくり講座 | 東京 大阪 |
20名 20名 |
12/6・7(2日連続) 1月で調整中(2日連続) |
グリーン・マネジメント講座 | 東京 大阪 |
20名 20名 |
7/30 8/27 9/24 10/29(全4回) 9/20 10/18 11/15 12/13(全4回) |
初級会計講座 | 東京 大阪 松本 金沢 |
10名 10名 10名 10名 |
8/9(1日) 11/22・23(半日×2) 11/2(1日) 2/2(1日) |
NGO組織運営講座 | 大阪 | 20名 | 9月~10月で調整中(全4回) |
(注) | PCMとは、プロジェクト・サイクル・マネジメント(PROJECT CYCLE MANAGEMENT)の こと。 |
(2)市民講座
講座 | 開催場所 | 定員 | 開催時期 |
第4回地球環境基金とNGO・市民の集い | 東京 | 200名 | 7/11(半日) |
環境NGO活動入門講座 | 東京 | 120名 | 10月で調整中(1日) |
自然保護講座 | 未定 | 30名 | 未定(全4回) |
平成8年度海外派遣研修報告 | 東京 | 60名 | 7/15(半日) |
里山管理リーダー養成講座 | 大阪近郊 | 50名 | 11/1~3(2泊3日) |
地球環境基金と市民の集い | 長崎 石川 秋田 滋賀 三重 香川 |
180名 180名 180名 180名 180名 180名 |
10/5(半日) 11/29(半日) 10/25(半日) 11/16(半日) 10/11(半日) 10月~11月で調整中(半日) |
(3)海外派遣研修
海外派遣研修 | 開催場所 | 定員 | 派遣時期 |
タイ・ラオス視察コース | - | 8名 | 11月中旬~11月下旬で調整中(15日間) |
フィリピン実践コース | - | 4名 | 2月上旬~3月下旬で調整中(45日間) |
[2] 「第4回地球環境基金とNGO・市民の集い」の開催について
この催しは、「地球環境市民大学校」の開校式と、地球環境基金運営委員長近藤次郎先生(中央環境審議会会長)の基調講演、地球環境基金の造成に多大に寄付された方々への感謝状の贈呈のほか、民間団体の活動を知っていただくため、地球環境基金平成8年度助成案件の活動について事例等を報告し、環境保全活動の輪を広げていこうというもの。
参加ご希望の方は、平成9年7月7日(月)までに住所、氏名、勤務先(所属NGO)、連絡先(電話、FAX)、交流会出欠を明記し、下記まで(申し込みは極力FAXで)。
○ 申込先
財団法人日本環境協会「第4回地球環境基金・NGOの集い」係 担当:堀川
〒105 東京都港区虎ノ門1丁目5番8号 オフィス虎ノ門1ビル
TEL 03(3508)2651
FAX 03(3508)2570
記
1 対 象 環境保全活動に関心のある方(環境NGO、一般市民、企業人、行政関係者)
2 人 数 200名(先着順)
3 日 時 平成9年7月11日(金)13:00~17:00
4 場 所 日本青年館 東京都新宿区霞丘15番地
TEL 03(3401)0101(代)
当日の連絡は080(80)70809(携帯電話)に
5 参加料 無料
6 プログラム
○第[1]部 13:00 地球環境市民大学校開校式
{1}理事長挨拶
{2}環境庁長官挨拶
{3}地球環境市民大学校紹介
○第[2]部 13:30 基調講演
テーマ "COP3"京都会議に向けて
講 師 地球環境基金運営委員長近藤次郎先生
(中央環境審議会会長)
○第[3]部 14:30 感謝状贈呈式
○休 憩 14:45
○第[4]部 15:00 平成8年度地球環境基金助成団体活動報告
{1}国内活動報告
・(財)日本野鳥の会やんばる支部
・三島ゆうすい会
{2}海外活動報告
・日本リサイクル運動市民の会
・マングローブ植林行動計画
環境事業団環境保全活動促進ネットワーク活動報告
○第[5]部 17:00 交流会
- 連絡先
- 環境庁企画調整局企画調整課環境保全活動推進室
室 長 竹内 恒夫(6196)
室長補佐 伊藤 潔 (6263)
担 当 川合 亙 (6264)
環境事業団地球環境基金部
部 長 松下 和夫(5251-1533)
課 長 大出 通俊(5251-1536)
担 当 斎藤 章 (5251-1537)
遠藤 純子( 同 上 )