報道発表資料
本レッドデータブックは、「日本の絶滅のおそれのある野生生物 無脊椎動物編」として平成3年に出版されたレッドデータブックのうち、クモ形類・多足類、甲殻類等の動物群の改訂版に当たり、自然保護のための重要な基礎資料としての活用が期待されます。
なお、本書は、(財)自然環境研究センターより出版されます。
1.レッドデータブック改訂の経緯
本レッドデータブックは、平成12年4月に公表したレッドリスト(日本の絶滅のおそれのある野生生物の種のリスト)に記載されている種のうち、クモ形類・甲殻類等に属するものについて各種ごとに形態、生息分布、生息状況等を取りまとめ編纂したものです。
なお、レッドリストとは、日本に生息または生育する野生生物について、生物学的観点から個々の種の絶滅の危険度を評価し、絶滅のおそれのある種を選定し、リストとしてまとめたものです。
2. レッドデータブック<クモ形類・甲殻類等>の概要
- (1)掲載種数
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本レッドデータブックに掲載されている種・亜種は、絶滅のおそれのある度合いを示すカテゴリー区分別に、野生絶滅(飼育下でのみ存続している種)1、絶滅のおそれのある種・亜種33で、準絶滅危惧・情報不足(評価するだけの情報が不足しているもの)の種類を加えた全掲載種類数は101です。
なお、平成12年4月以降に種名・学名の変更等があった12種類については修正が加えられていますが、絶滅の危険度区分に変更はありません。
- (2)記載内容
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野生絶滅種1、絶滅のおそれのある種・亜種33のそれぞれについて、以下のような項目を記載しています。
- カテゴリー区分
- 動物群名、和名、学名及び固有性
- 摘要
- 形態及び分布の概要や生物学的特性
- 存続を脅かしている原因とその時代的変化
- その他
準絶滅危惧31、情報不足36の種・亜種については、カテゴリー区分、動物群名、和名、学名及び固有性を記載し、分布の概要等についてはまとめて記載しています。
3.レッドデータブック<クモ形類・甲殻類等>検討委員
以下の検討委員により、種の選定・評価がなされた。
- クモ形類・多足類等分科会
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座長: 青木 淳一 神奈川県立生命の星地球博物館館長 委員: 佐藤 英文 鶴見女子中学・高等学校教諭 高野 光男 鶴見女子中学・高等学校教諭 鶴崎 展巨 鳥取大学地域学部教授 西川 喜朗 追手門学院大学人間学部教授 - 甲殻類等分科会
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座長: 大野 正男 東洋大学名誉教授 委員: 織田 秀実 立教大学名誉教授(故人) 川勝 正治 元藤女子大学教授 諸喜田 茂充 琉球大学名誉教授 武田 正倫 国立科学博物館動物研究部長 布村 昇 富山市科学文化センター館長 森野 浩 茨城大学理学部教授
4. レッドデータブック<クモ形類・甲殻類等>の入手方法
レッドデータブック<クモ形類・甲殻類等>は、(財)自然環境研究センターより出版されます(A4判 2,100円(税込)/冊)。連絡先は以下のとおりです。
財団法人自然環境研究センター 書籍担当
〒110-8676東京都台東区下谷3-10-10 URL http://www.jwrc.or.jp/
Tel:03-5824-0951 (平日13:30~17:00) Fax:03-5824-0952
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- 公表済みのレッドリスト・レッドデータブックは生物多様性センターホームページ(http://www.biodic.go.jp/rdb/rdb_f.html)で公開中です。
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- <参考>レッドリスト及びレッドデータブックの公表及び出版状況
〈レッドリスト〉 〈レッドデータブック〉 【動物】 ○両生類、爬虫類 平成 9年8月公表 平成12年2月出版 ○哺乳類 平成10年6月公表 平成14年3月出版 ○鳥類 平成10年6月公表 平成14年8月出版 ○魚類 平成11年2月公表 平成15年5月出版 ○陸・淡水産貝類 平成12年4月公表 平成17年7月出版 ○クモ形類・多足類等 平成12年4月公表 今回出版 ○甲殻類等 平成12年4月公表 今回出版 ○昆虫類 平成12年4月公表 出版準備中 【植物】 ○維管束植物 平成9年8月公表 平成12年7月出版 ○維管束植物以外 平成9年8月公表 平成12年12月出版
- 連絡先
- 環境省自然環境局野生生物課
課長:名執 芳博(6460)
課長補佐:牛場 雅己(6475)
専門官:曽宮 和夫(6464)
担当:佐々木 真二郎(6469)
:田中 淳志(6464)