報道発表資料

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1997年06月17日

木材有効利用啓発パンフレット「木から森を見るはなし」の発行について

環境庁では、世界の森林の減少に対し、森林保全の重要性や森林減少への対策の必要性等についての普及・啓発を広く進めているところであるが、その一環として、木材及び木材製品の有効利用の必要性を一般向けに解説したパンフレット「木から森を見るはなし」を作成したので、配布を開始する。
 このパンフレットでは、森林の持つ環境調整機能を保全しつつ、再生可能な資源である木材製品を、森林減少を起こすことなく有効に利用していくことの重要性と、そのためにできることを解説している。
 環境庁では、今後このパンフレットを広く配布し、森林保全に関する普及・啓発を進める考えである。

1.目的
 世界の森林の減少が地球環境問題として注目される中、環境庁では、世界の森林の保全と持続可能な管理を確立するためには、再生可能な資源である木材を持続可能に利用していくことが重要であり、木材製品の有効利用について取組みの推進を図ることが必要としてきたところであるが、その中で、一般市民の立場から森林保全のために具体的にどのような取組みができるのかについての情報を求める声が強かった。。
 このため、森林の持つ環境調整機能の重要性、特に本年12月に開催される地球温暖化防止京都会議を踏まえて、木材製品の有効利用が地球温暖化の防止にも役立つことなどを盛り込みつつ、木材の有効利用のためにできることを、写真やイラスト等をまじえつつわかりやすく解説し、世界の森林の保全と持続可能な管理の重要性に関する理解の促進を図るものである。

2.発行主体等
 発行:環境庁企画調整局地球環境部

3.発行部数及び配布先
 当初3万部発行し、地方公共団体、環境NGOや各種団体を通じて広く配布する。
 また、今後、森林の持続可能な管理や木材製品の愛用に関心を有する公益団体等とタイアップし、増刷の上、さらに一層の訴えの浸透を図る予定。

連絡先
環境庁企画調整局地球環境部環境保全対策課
課長 :小林 光 (6740)
 補佐 :石飛 博之(6737)
 担当 :常冨 豊 (6763)