報道発表資料
運輸省において、平成10年11月27日(金)午後1時30分より、港湾審議会第167回計画部会が開催され、稚内港をはじめとする5港湾の港湾計画の改訂等について審議がなされた。当庁は、当該審議会の委員として、環境保全の観点から意見を述べた。
1.上程された港湾計画の概要
港湾名 | 種 別 | 都道府県名 | 将来取扱貨物量 (目標年次) |
主な改訂等の内容 |
稚内港 | 改 訂 | 稚内市 | 370万トン (平成20年代 前半) |
・水深7.5m、6.0m岸壁各1バース の整備 ・緑地(4ha )の整備 ・泊地(14.5ha)の整備 |
網走港 | 改 訂 | 網走市 | 110万トン (平成20年代 前半) |
・ふ頭用地(2.6ha)の整備 ・港湾関連用地(5.1ha)の整備 ・水深7.5m岸壁1バースの整備 ・防波堤(延長430m)の整備 |
釜石港 | 改 訂 | 岩手県 | 340万トン (平成20年代 前半) |
・港湾関連用地(1.2ha)の整備 ・小型船だまりの確保 ・親水空間(1.5ha)の確保 ・公共耐震強化岸壁の整備 |
大阪港 | 一部変更 | 大阪市 | ・港湾と背後地域を結ぶ臨港 交通施設(仮称・地下鉄北港 テクノポート線)の整備 |
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鹿児島港 | 一部変更 | 鹿児島県 | ・交流拠点用地等(13ha)を廃 棄物処理活用用地(浚渫土砂、 土石流の処分場)として位置 づける。 |
2.環境庁意見
(1) 網走港
本計画区域の海域は、一部で水質汚濁に係る環境基準が現在達成されておらず、本計画の実施に伴い、新港地区水域の閉鎖性が高まり、水質汚濁の更なる進行が懸念されることから、港湾管理者におかれては、事業の実施に際し、水質への影響を低減す措置を検討する等、当該海域の水質の保全に配慮されたい。
(2) 稚内港、釜石港、大阪港、鹿児島港:意見なし
- 連絡先
- 環境庁企画調整局環境影響評価課環境影響審査室
室 長 :小林 正明(6231)
審査官 :関根 達郎(6236)