報道発表資料
平成18年1月11日(水)に開催される第1回セミナー「食品業と生物多様性」では、創業200年を迎えた酒造会社の取り組みを例に、食品業界の企業活動と生物多様性の接点やNPOとの協働での取組の有効性について考えます。
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連続セミナー概要
企業サービスの提供自体を支えている「生態系・生物多様性」の保全は、今後ますます重要な課題となっています。世界的な規模で生態系の現状調査を行った「国連ミレニアム生態系評価」が今年発表した報告では、近年の生態系の著しい悪化が明らかにされ、企業活動存続への影響の可能性も改めて確認されているところです。この連続セミナーでは、私たちに身近な製品やサービスと生物多様性との接点について業界ごとに理解を深め、NPOとの協働での取組などCSR活動を高めるためのヒントを持ち帰っていただくことをねらいとしています。
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第1回セミナー趣旨「食品業と生物多様性」
農水省では2005年8月に、EUやアメリカでは例のない「外食の原産地表示ガイドライン」を発表するなど、日本の消費者の「食」に対する関心がますます高まっています。このセミナーでは、NPOと大企業による地域の自然再生への取り組みに、地元の酒造会社が参加している事例を参考に、私たちの消費と生物多様性の接点や影響を確認します。そのうえで、食品業界による本業を通じた生物多様性への取組の可能性や、NPOと協働で取り組むCSR活動の有効性について考えます。
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開催日時・場所
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平成18年1月11日(水)14:00~17:00
- 場所:
- 環境パートナーシップオフィス(EPO)会議室
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-53-67 コスモス青山B2F(青山ブックセンターが目印)表参道B2出口から徒歩5分 TEL: 03-3406-5180
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主催:地球環境パートナーシッププラザ(GEIC)/環境パートナーシップオフィス(EPO)
「食品業界と生物多様性」プログラム(予定)
- ○事例報告「アサザ基金・NECによる谷津田再生プロジェクトへの参加について」
- 白菊酒造株式会社 専務取締役 廣瀬慶之助氏
(会社紹介) 今年で創業200年を迎えた茨城県石岡市高浜の酒造会社。アサザ基金とNECによる霞ケ浦湖岸の水田を再生するプロジェクトに本業を活かして参加し、プロジェクトで生産された酒米からオリジナルブランドをつくる。
- ○講義1「食が与える生物多様性への影響」
- コンサベーション・インターナショナル 日本プログラム代表 日比保史氏
(団体紹介) 自然生態系と人とのかかわりを重視して環境問題を解決することを目的に設立された、民間非営利の国際組織(NGO)。世界40カ国以上で約800名のスタッフが生物多様性保全に取り組んでいる。
- ○講義2「CSRの視点から見た企業と生物多様性の関わり」
- 株式会社CSR経営研究所 取締役 足立直樹氏
(会社紹介)企業のCSR活動を推進し、企業が社会からより信頼される存在になることを支援するコンサルティング会社。CSR的観点から社内のマネジメント体制の整備と運営、さまざまなステークホルダーから信頼を得ることができる企業経営の推進を支援している。
- ○意見交換
- 「生物多様性を企業戦略に盛り込むために」、「NPOと企業の協働による相乗効果」など
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参加について
- 参加費 無料
- お申し込み・お問い合わせ
メールまたはファクシミリにて事前にお申し込みください。
申し込み用アドレス:csr2006@geic.or.jp TEL:03-3407-8107 FAX:03-3407-8164
担当:平(たいら) 地球環境パートナーシッププラザ - 取材について
当日取材が可能です。ご希望の方は上記担当者までご連絡ください。
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予告
- 第2回:
- 「アウトドア業界と生物多様性」平成18年2月中旬開催予定
- 第3回:
- 「未定」平成18年3月中旬開催予定
- 連絡先
- 環境省総合環境政策局環境経済課民間活動支援室
瀧口直樹 (内6267 03-3406-5180:EPO)
地球環境パートナーシッププラザ(GEIC)
平 英子 (03-3407-8107)