報道発表資料

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2005年12月20日
  • 地球環境

地球温暖化の感染症に係る影響に関する懇談会の開催について

近年、気候変化と健康影響に関する研究において、温暖化によって影響を受ける感染症等(感染症媒介蚊の生息域拡大、気温上昇による細菌増殖の活発化など)が明らかになってきています。
 これを踏まえ、感染症を媒介する動物の蔓延など、地球温暖化による生態系の変化等で引き起こされる人の健康への危機について、広く国民に知見を提供し、関心を高めることにより、健康影響を極力防ぐとともに、温暖化問題への取組を促進するため、「地球温暖化の感染症に係る影響に関する懇談会」を開催することといたしました。
 第1回は、12月27日(火)午後1時から合同庁舎第5号館第6共用会議室において開催する予定です。

みんなで止めよう温暖化 チーム・マイナス6%

1.趣旨

 近年、気候変化と健康に係るWHO報告書(2004年)、地球温暖化の影響と適応戦略に関する統合調査、地球環境研究総合推進費(温暖化の危険な水準及び温室効果ガス安定化レベル検討のための温暖化影響の総合的評価に関する研究)による研究において、温暖化によって影響を受ける感染症等(感染症媒介蚊の生息域拡大、気温上昇による細菌増殖の活発化など)が明らかになってきている。
 これを踏まえ、感染症を媒介する動物の蔓延など、地球温暖化による生態系の変化等で引き起こされる人の健康への危機について、広く国民に知見を提供し、関心を高めることにより、健康影響を極力防ぐとともに、温暖化問題への取組を促進するため、地球温暖化の影響と適応戦略に関する統合調査(請負先:独立行政法人国立環境研究所)の一環として、「地球温暖化の感染症に係る影響に関する懇談会」を開催することとした。

2.懇談会の構成

 懇談会委員は以下のとおり(敬称略、50音順)。環境省からは、小池環境大臣ほか、環境省幹部、職員が参加する予定。

伊藤孝子 全国養護教諭連絡協議会副会長
岩本愛吉 東京大学医科学研究所附属病院病院長
大日康史 国立感染症研究所感染症情報センター主任研究官
兜真徳 国立環境研究所首席研究官
倉根一郎 国立感染症研究所ウイルス第一部部長
川瀬充 (社)愛知県ペストコントロール協会副会長
小林睦生 国立感染症研究所昆虫医科学部部長
原沢英夫 国立環境研究所社会環境システム領域長
武藤敦彦 (財)日本環境衛生センター東日本支局環境生物部次長
渡邉治雄 国立感染症研究所副所長

3.第一回懇談会の予定

日時:

平成17年12月27日(火)午後1時~2時30分

場所:
合同庁舎第5号館2階 第6共用会議室

4.今後のスケジュール

来年早々に第2回の懇談会を開催し、結果をとりまとめる予定。

取材をご希望の方は、取材登録をお願い致します。12月26日(月)午前10時までに、下記連絡先までE-mail又はFaxでお申し込み下さい。カメラ撮りをご希望の方は、その旨もお申し出ください。なお、カメラ撮りは会議の冒頭のみでお願い致します。

連絡先:
地球温暖化の影響と適応戦略に関する統合調査
「地球温暖化の感染症に係る影響に関する懇談会」事務局
パシフィックコンサルタンツ(株)
環境事業本部地球環境部 藤森眞理子/山口和子
FAX:03-3344-1713
E-mail:GE_group@ss.pacific.co.jp
TEL:03-3344-1608

連絡先
環境省地球環境局総務課研究調査室
室長: 塚本 直也(内線6730)
 室長補佐: 吉川 圭子(内線6731)
 主査: 徳廣 貴之(内線6733)