報道発表資料
環境省は、都市計画道路出雲仁摩線に係る環境影響評価書について、本日付けで国土交通省に対し、環境影響評価法に基づき、計画路線の周辺に休廃止鉱山等が存在することから、計画路線全体において土地の利用・改変等の履歴を把握することなどを求める環境大臣意見を提出した。
- 環境省は、都市計画道路出雲仁摩線(事業者:国土交通省中国地方整備局)に係る環境影響評価書について、環境影響評価法に基づき環境の保全の見地からの意見を求められたことから、平成17年12月14日付けで国土交通大臣等(注1)に対し環境大臣意見を提出した。
- 計画道路については、その周辺に操業中の又は休廃止された鉱山が存在していることから、以下に示す環境大臣意見を提出した。
- なお、今後都市計画決定権者である島根県知事(注2)に対して、国土交通大臣等から、この環境大臣意見を勘案した意見が述べられることとなる。
- (注1)
- 国土交通大臣及び国土交通省中国地方整備局長
- (注2)
- これらの事業は都市計画に定められるものであるため、環境影響評価は事業者に代わって都市計画決定権者である島根県知事が実施する。
- 【環境大臣意見】
- 事業実施区域及びその周辺には操業中の又は休廃止された鉱山が存在していることから、事業着手までの間に、計画路線全体において土地の利用・改変等の履歴について把握し、その結果に応じて、汚染土壌・地下水等の分布範囲に関する調査を適切な手法によって行うこと。また、当該調査結果を踏まえ、必要な場合には、事業実施に伴う汚染土壌の拡散等による環境影響が生じないよう適切な措置を検討し実施すること。
以上について評価書に記載すること。
- (参考)
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- ○ 事業概要
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- 名称 都市計画道路 出雲仁摩線
- 事業者 国土交通省中国地方整備局
- 環境影響評価実施者 島根県知事(都市計画決定権者)
- 区間 島根県出雲市~同県
邇摩 郡仁摩町 - 延長 37.4km
- 車線数 4車線
- 設計速度 80km/時
- 計画交通量 16,600~22,700台/日
- インターチェンジ 7箇所
- ○ 環境影響評価手続
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- 方法書縦覧 平成12年8月1日~12年8月31日(住民意見0件)
- 知事意見提出 平成12年11月13日
- 準備書縦覧 平成17年2月18日~17年3月22日(住民意見9件(6通))
- 知事意見提出 平成17年8月9日
- 評価書接受 平成17年10月31日
添付資料
- 連絡先
- 環境省総合環境政策局環境影響評価課環境影響審査室
室長:早水 輝好(内6231)
審査官:奥原 祐治(内6253)
TEL 03-3581-3351(代表)
03-5521-8237(夜間直通)