報道発表資料

この記事を印刷
2005年09月15日
  • 総合政策

「第5回日中韓環境産業円卓会議」の成果について

9月13日~14日、東京で開催された「第5回日中韓環境産業円卓会議」は、議長サマリーを採択し閉幕しました。
議長サマリーでは、グリーン購入、エコラベリング、中小企業向け環境マネジメントについて、3カ国で具体的に協力を進めていくことが合意されました。また、次回、第6回円卓会議は、中国において開催されることとされました。
1.議長サマリーのポイント
総括セッションにおいて採択された議長サマリーでは、以下の具体的な協力について合意された。

(1)グリーン購入について
  • 情報交換メカニズムを確立し、3カ国で協調したグリーン購入の促進を図るため、各国のコンタクトポイント(窓口)を設置する。
  • 国際グリーン購入ネットワーク(IGPN)などの活用により、グリーン購入のセミナー等を開催し、情報の共有化を図る。
(2)中小企業向け環境マネジメントの普及について
  • 各国で実施されている中小企業向けの環境マネジメントの普及のための施策を幅広く調査する。日本の地球環境戦略研究機関(IGES)がその進行役になり、次回第6回円卓会議にその成果を報告する。

(3)ラベリング認証制度について
  • エコラベリングについての基準の調和化を図っていくことで、基本的に合意する。
  • 調和化の対象カテゴリについては、既に作業が進んでいる製品カテゴリに配慮しつつ、2~3のカテゴリから始めていくこととする。
  • 各国のエコラベルの普及、説明を行うためのセミナーやエコフェアを日程を調整しながら実施する。

(4)次回会議(第6回日中韓環境産業円卓会議)に向けた準備など
  • ワーキンググループを設置し、第6回日中韓環境産業円卓会議に向けての協議を行う。
  • 以下の議題について、各々次の調整担当国を決めて協力を進めていく。
      グリーン購入…中国
      中小企業向け環境マネジメント…日本
      環境ラベル…韓国
  • 次回の第6回円卓会議は、来年、中国において開催されることとされた。

2.開催概要   
  日時: 平成17年9月13日(火)及び14日(水)
  場所: 三田共用会議所国際会議室
  出席者: 日本18名(環境省、グリーン購入ネットワーク、(財)地球環境戦略研究機関、
(財)日本環境協会エコマーク事務局 他)
中国 6名(国家環境保護総局 他)
韓国11名(環境省、エコプロダクツ振興院 他)
オブザーバー

添付資料

連絡先
環境省総合環境政策局環境経済課
課長: 鎌形 浩史(6760)
課長補佐: 滝口 直樹(6267)
(民間活動支援室)
課長補佐: 尾崎 葉子(6268)
担当: 中山 伸矢(6252)

Adobe Readerのダウンロード

PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Readerが必要です。Adobe Reader(無償)をダウンロードしてご利用ください。