報道発表資料

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1998年11月10日

環境にやさしい「グリーン・ライティング」シンポジウムの実施及び「グリーン・ライティング・キャンペーン」における協力団体等について

環境庁、「星空の街・あおぞらの街」全国協議会及び(財)日本環境協会は、平成10年11月16日(月)から20日(金)まで、「グリーン・ライティング(環境にやさしい照明)・キャンペーン」を実施するが、このキャンペーンの一環として、11月16日、「環境にやさしい「グリーン・ライティング」シンポジウム」を開催し、グリーン・ライティングの普及を広く呼び掛けることとする。
 また、本キャンペーンについては、広く民間団体等へ協力依頼を行っているところであるが、現時点では、17の業界団体、企業等にキャンペーンへの協力に応じていただいており、また、55の自治体及び62の団体で、イベントの開催が予定されている。

[1] 環境にやさしい「グリーン・ライティング」シンポジウム

 近年、屋外照明の適正化により良好な照明環境を実現することが大気生活環境を保全する上で重要な課題となってきている。このため、夜間照明等について関心の高まりが期待できる「しし座流星群」の出現時期に併せ、環境庁、「星空の街・あおぞらの街」全国協議会及び(財)日本環境協会の主催により、「グリーン・ライティング・キャンペーン」を実施することとした。今回のシンポジウムは、その一環として、環境にやさしい照明について考えることをテーマに開催されるものである。
 なお、キャンペーンは、良好な照明環境に対する理解を深め、その実現に向けた取組を促すとともに、身の回りの照明の改善等を通してライフスタイルを見直し、地球温暖化の防止にも資することを目的としている。また、キャンペーンを通じて、環境庁が本年3月に策定した「光害対策ガイドライン」についても、広く国民に普及を図る予定である。

日  時

平成10年11月16日(月)
午後1時30分から同4時30分まで

場  所

オリベホール
東京都港区六本木6-1-24ラピロス六本木8F
(営団地下鉄日比谷線六本木駅下車すぐ)
TEL 03ー3403ー9400

主  催

環境庁、「星空の街・あおぞらの街」全国協議会、(財)日本環境協会

プログラム

13:00~ 受付開始
13:30~13:40 開会挨拶
13:40~14:40 基調講演
面出  薫(ライティングプランナーズアソシエーション代表、照明デザイナー)
(10分休憩)  
14:50~16:30 パネルディスカッション
・コーディネーター 残間里江子(プロデゥーサー、エッセーイスト)
・パネラー 面出  薫(ライティングプランナーズアソシエーション代表、照明デザイナー)
成定 康平(中京大学教授、光害対策手法検討会座長)
杉尾伸太郎((社)日本造園コンサルタント協会会長、(株)プレック研究所社長)
長谷川博樹(名古屋市環境管理室長)

参加申込先

 参加を希望される方は、所属、参加人数、参加者氏名、連絡先 (住所、電話、FAX)を御記入のうえ、環境庁大気生活環境室「グリーン・ライティング・シンポジウム」担当宛てにファックスで申し込んで下さい。[FAX:03ー3593ー1049]
  なお、会場の都合により希望にそえない場合がありますので、御承知おき下さい。(希望にそえない場合は、環境庁より連絡します。)

[2] グリーン・ライティング・キャンペーンにおける協力団体等について

 環境庁では、全国規模の業界団体や企業、地方自治体等にキャンペーンの協力依頼を行っている。現時点での協力状況は以下のとおりである。

1 キャンペーンについて、一般に協力呼びかけを行うもの

(1) 自社広告等による広報活動
    ・松下電工(株)
    ・岩崎電気(株)
    ・東芝ライテック(株)
    ・ヤマギワ電気(株)
    ・(株)吉野家ディー・アンド・シー
(2) ホームページの開設
    ・日本電信電話(株)(NTT)

 2 機関誌等で加盟団体・企業へ協力呼びかけ等を行うもの

    ・(社)日本照明器具工業会
    ・日本環境アセスメント協会
    ・全日本遊技事業協同組合連合会
    ・全国石油商業組合連合会
    ・(社)日本チェーンストア協会
    ・(社)日本自動車販売協会連合会
    ・新宿新都心開発協議会

 3 屋外照明の消灯に協力するもの(照明時間の短縮又は消灯等)

    ・ジャスコ(株)
    ・(株)西友
    ・日本電波塔(株) (東京タワー)
    ・国会議事堂

 4 星空観察会等のイベントの実施

    ・地方自治体の取組(別表1参照)
       全国 55の自治体でイベントを実施
    ・環境庁全国星空継続観察参加団体の取組(別表2参照)
       全国 62の団体でイベントを実施

注)・「自治体の取組」「環境庁全国星空継続観察参加団体の取組」ともに、平成10年11月9日現在、環境庁で把握しているものに限る。

参考

1.グリーン・ライティングとは

 環境にやさしい照明を言い、照明に関して、安全性や効率性の確保とともに、景観や周辺環境への配慮等が十分なされている状況(良好な照明環境が実現されている状況)をいう。照明器具の設置等に関する具体的な対策・取組内容については、前述のガイドラインに記載してある。

2.グリーン・ライティング・キャンペーンにおける主な取組内容

 キャンペーンでは、「光害対策ガイドライン」の普及啓発及び「夜空の明るさ」に対する環境影響の啓発を目的に、次のような取組を呼び掛ける。

(1) 屋外照明設備等の点検及び対策の試行
(2) 屋外照明の消灯

3.環境庁におけるキャンペーンに関する主な取組

(1) 各種団体等への呼び掛け
(2) 全国市町村におけるキャンペーンの支援
(3) パンフレット等による啓発

  ホームページの紹介
  ★グリーン・ライティング・キャンペーンに関する情報・取組の報告について
    環境庁   http://www.eic.or.jp/
    NTT   http://www.wnn.or.jp/wnn-eco/hikari
  ★しし座流星群に関する情報等について
    国立天文台 http://www.nao.ac.jp/
    NTT   http://www.wnn.or.jp/wnn-u/

添付資料

連絡先
環境庁大気保全局企画課大気生活環境室
室   長 :柏木順二(内線6540)
 室長補佐 :臼木民夫(内線6541)
 担   当 :宮内 徹(内線6546)
 

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