報道発表資料

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2005年08月26日
  • 保健対策

石綿(アスベスト)に係る健康相談事例について(その2)

一般環境経由によるアスベストの健康影響に関しては、保健所等における健康相談を通じて情報収集を行っているところですが、8月1日から8月15日までに各保健所等に寄せられた健康相談のうち、一般環境経由の可能性が否定できない事例として、中皮腫23例、肺がん17例が報告されましたので、公表します。
 なお、これらの事例は、相談を受ける中で聞き取ったものであるため、情報が十分でなく、一般環境経由によるものであるかどうかについては、検討を要するものです。
  1. 石綿関連事業場の周辺住民の健康不安への対応と情報収集のため、7月12日付けで、各都道府県等に対し保健所等において環境経由の健康相談の受付を行うこと及び職業曝露に起因せず一般環境経由であることが疑われる健康相談の事例についての報告を依頼した。
  2. 8月1日から8月15日までのものとして報告のあった相談事例の概況は別添のとおりである。
  3. 相談を受ける中で可能な範囲で聞き取った情報であるため、職業歴、居住歴等アスベスト曝露の可能性を推定するための情報が十分でなく、これらの事例が一般環境経由によるものであるかどうかについては今後検討を要する ものである。
  4. これらの情報については、8月31日(水)に予定している第3回「アスベストの健康影響に関する検討会」において報告し、検討いただく予定である。
  5. 一般環境経由によるアスベストの健康影響については、環境省として、尼崎市や兵庫県とも協力して、今後、中皮腫死亡例等に関する調査を実施することとしている。なお、尼崎市の相談事例については、同一の症例を重複して計上している可能性がある。

添付資料

連絡先
環境省総合環境政策局環境保健部環境保健企画管理課
課長 柴垣 泰介 (内線6310)
 課長補佐 永島 徹也 (内線6315)
 保健業務室
 室長 俵木 登美子 (内線6320)
 室長補佐 近藤 恵美子 (内線6322)

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