報道発表資料

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2005年08月22日
  • 地球環境

結婚準備中のカップルに向けた地球温暖化対策製品の普及啓発冊子 「ふたりで始める『環のくらし』Part.3」の発行について

「環のくらしフォーラム」(座長:松橋隆治 東京大学大学院教授)は、地球温暖化防止に向けた一人一人のより実践的な取組を支援するため、具体的な地球温暖化対策型製品を紹介した冊子「ふたりで始める『環のくらし』 Part.3」(B5版20ページ)を作成しましたので、お知らせします。

みんなで止めよう温暖化 チーム・マイナス6%

1.背景

 地球温暖化防止に向けて、国民一人一人の具体的な取組を促すために発足した「環のくらしフォーラム」(座長:松橋隆治 東京大学大学院教授)では、消費者が製品を選択する際に地球温暖化対策型の製品を選択できるような情報を盛り込んだ冊子を一昨年から作成しています。
 今回完成した「ふたりで始める『環のくらし』 Part.3」は、今年2月に発表した「ふたりで始める『環のくらし』 Part.2」の続編であり、前作と同様に結婚準備中の方々を対象にしています。この冊子を参考に製品を選び、地球温暖化対策に役立つ使い方をし、ふたりで「環のくらし」を始めていただきたいと思います。また、“身近に取組める地球温暖化対策は何か?”を知りたい方にも役立つ冊子になっておりますので、幅広い層の方々に読んでいただくことも期待しております。

2.「ふたりで始める『環のくらし』 Part.3」の概要

[1]

冒頭で地球温暖化は私たちのくらしと深く関わっていることを説明した上で、「チーム・マイナス6%」等を紹介し、結婚を機に脱温暖化のくらし方を始めようと訴えかけています。

[2]

結婚準備中のカップルは結婚生活をイメージしにくいという点に着目し、“都心・共働き”と“郊外・専業主婦”の2組の先輩カップルを密着レポートし、普段の生活の中で無理なく行っているエコライフの1日を紹介しています。

[3]

結婚を機に多くのカップルが購入し、かつ家庭における消費電力量の多い家電5品目(エアコン、冷蔵庫、テレビ、洗濯機、食器洗い乾燥機)と、結婚準備としてはあまり購入しないが第1子妊娠をきっかけに購入を検討する自動車について、具体的な製品情報を掲載しています。

[4]

広く国民に情報発信するため、(株)リクルートとタイアップし、結婚準備中のカップルを対象とした情報誌「ゼクシィ インテリア 10月号」(8月23日発売。発行部数33,700部)の付録として配布するほか、「環のくらし」ホームページ(http://www.wanokurashi.ne.jp)に掲載します。

3.「ふたりで始める『環のくらし』 Part.3」の構成

[1] 「今、私たちにできること」

始めに地球温暖化問題について解説。地球温暖化は私たちのくらしにも起因していること、新生活準備の時期は「環のくらし」を始める絶好のチャンスであることを説明。行動の具体例として「チーム・マイナス6%」等を紹介

都心・共働きカップル”と“郊外・専業主婦カップル”の1日を例に、それぞれのくらしの中で行っている地球温暖化対策を紹介

(取組の例)
都心・共働き・・・・ 家にいる時間が短いので、炊飯器やポットは使用時のみプラグをコンセントに入れている。
郊外・専業主婦・・・ 洗濯物は雨天以外は天日で乾かし、買い物はマイバッグを持って徒歩で出掛けている。

[2] 「省エネ家電・車選び」

エアコン、冷蔵庫、テレビ、洗濯機、食器洗い乾燥機、自動車については、具体的な製品を紹介しながら省エネにつながる購入時・使用時のポイントを紹介。製品選びに役立つキーワードも説明
 併せて、先輩カップルが実際に行っている地球温暖化対策につながる取組も写真付きで紹介

(取組の例)
エアコン・・・ 打ち水後の涼しい風を取り入れることでエアコンの使用を控えたり、扇風機を併用することでエアコンの設定温度を高めにしたりしている。
冷蔵庫・・・・ まとめ買いした食材は冷凍しやすいように小分けにし、フリーザー室に入れる際も並べて入れ、短時間で取り出せるよう工夫をしている。
自動車・・・・ 安全運転が省エネにもつながると知り、生まれる子供のためにも実践している。
照明、炊飯器、温水洗浄便座、電子レンジについては、選び方と省エネのポイントや、エコライフに役立つ使い方を簡単に紹介。

[3] 「エコライフのすすめ」

調理や掃除の際の省エネの工夫、「チーム・マイナス6%」の6つのアクション及び簡単エコグッズを紹介。
連絡先
環境省地球環境局地球温暖化対策課国民生活対策室
室長:土居健太郎(内線6763)
 担当:青柳恵美子(内線6794)