報道発表資料

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2005年08月09日
  • 水・土壌

和歌山県橋本市内の「ダイオキシン類土壌汚染対策地域」の指定解除について

本日10時より和歌山県庁において行われた同県知事の定例記者会見で、同県橋本市内にあった「ダイオキシン類土壌汚染対策地域」の浄化が終わり、同県により対策地域としての指定が解除されたことが発表されました。

 「ダイオキシン類土壌汚染対策地域」は、ダイオキシン類対策特別措置法に基づき、知事により指定されるものであり、これまでに全国で3つの地域が指定されています。
 今回指定解除された和歌山県橋本市にある産業廃棄物処理場跡地については、平成14年に地域指定され、和歌山県が環境省の補助事業として、平成14・15・16年度に対策事業を行った結果、本日10時指定解除されるに至りました。

 ダイオキシン類土壌汚染対策地域の指定が解除されたのは、今回の事例が全国で初めてとなります。
 なお、香川県高松市の事例(参考2参照)についても、明日(8月10日)県の環境審議会が開催され、指定の解除について審議される予定。

(参考1)
和歌山県橋本市のダイオキシン類土壌汚染対策地域
指定年月日 平成14年4月5日
最高汚染濃度 100,000pg-TEQ/g(環境基準は1,000pg-TEQ/g)
規模 約2,600m3
総事業費 1,636百万円(国庫補助 900百万円)
(参考2)
その他のダイオキシン類土壌汚染対策地域

(1) 東京都大田区大森

指定年月日 平成13年6月14日
最高汚染濃度 570,000pg-TEQ/g(環境基準は1,000pg-TEQ/g)
規模 約1,000m3
総事業費 348百万円(うち国庫補助 192百万円)
(ほかに原因企業の費用負担 約10億8千万円)
現在の状況 平成17年度に対策事業完了予定。

(2) 香川県高松市新開西公園

指定年月日 平成17年3月4日
最高汚染濃度 3,200pg-TEQ/g(環境基準は1,000pg-TEQ/g)
規模 約17m3
総事業費 18百万円(うち国庫補助10百万円)
現在の状況 平成17年度に対策事業完了、8月10日に環境審議会生活環境部会を開催して、指定の解除について審議する予定。この会で了承が得られれば、指定解除の予定。

添付資料

連絡先
環境省環境管理局水環境部土壌環境課
課長: 鏑木 儀郎 (内線6650)
 課長補佐: 中山 知子 (内線6653)
 担当: 青木 政典 (内線6659)

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