報道発表資料
平成16年度環境技術実証モデル事業小規模事業場向け有機性排水処理技術分野における実証試験結果報告書が、実証機関である大阪府、香川県、埼玉県、広島県、福島県により作成され、環境省が承認しましたのでお知らせいたします。
1.背景・経緯
環境技術実証モデル事業(以下、「モデル事業」という。)は、既に適用可能な段階にありながら、環境保全効果等についての客観的な評価が行われていないために、普及が進んでいない先進的環境技術について、その環境保全効果等を第三者が客観的に実証する事業をモデル的に実施することにより、環境技術実証の手法・体制の確立を図るとともに、環境技術の普及を促進し、環境保全と環境産業の発展を促進することを目的とするものです。
平成16年度モデル事業小規模事業場向け有機性排水処理技術分野において、実証機関である大阪府、香川県、埼玉県、広島県、福島県により「小規模事業場向け有機性排水処理技術(厨房・食堂、食品工場関係)実証試験要領(第2版)」(平成16年4月28日公表)に基づく試験が各実証対象技術(以下参照)について実施され、その結果が実証試験結果報告書として取りまとめられました。
2.報告書の内容
今回実証試験を行った小規模事業場向け有機性排水処理技術は、小規模事業場(日排水量50m3未満を想定)である厨房・食堂、食品工場等からの有機性排水を適正に処理する排水処理技術(装置、プラント等)です。今回の実証試験により、排水処理性能等について確認されました。
各技術毎の詳細な実証試験結果報告書等は、環境技術実証モデル事業ホームページ(URL http://etv-j.eic.or.jp)から自由にダウンロードして頂くことができます。
なお、モデル事業による技術実証の結果は、環境技術の性能を保証するものではなく、一定の条件下における環境技術の環境保全効果についてまとめたものです。個々の実証対象技術についての詳しい説明等は、各メーカーに直接お問い合わせ下さい。
平成16年度実証対象技術
〈香川県〉
〈埼玉県〉
〈広島県〉
- 小型排水処理装置「加圧浮上型彗星」/環境技術開発者:(株)トーエネック
- 浮上油自動回収機「グリスバキューマシステム」/環境技術開発者:(株)丸八
- ミイケ コロイド セパレーター/環境技術開発者:(株)御池鐵工所
〈福島県〉
添付資料
- 微生物製剤添加型ハイブリッド生物処理法[PDFファイル 65KB] [PDF 65 KB]
- 揺動床式生物処理法[PDFファイル 65KB] [PDF 64 KB]
- 膜分離活性汚泥法[PDFファイル 61KB] [PDF 60 KB]
- 生物膜(回転接触体)法[PDFファイル 57KB] [PDF 56 KB]
- 傾斜土槽法による厨房排水の高度処理装置[PDFファイル 64KB] [PDF 63 KB]
- 担体流動槽式食堂排水処理装置[PDFファイル 60KB] [PDF 59 KB]
- 小型排水処理装置「加圧浮上型彗星」[PDFファイル 56KB] [PDF 55 KB]
- 浮上油自動回収機「グリスバキューマシステム」[PDFファイル 70KB] [PDF 69 KB]
- ミイケ コロイド セパレーター[PDFファイル 54KB] [PDF 53 KB]
- ACA法水処理装置[PDFファイル 84KB] [PDF 83 KB]
- 連絡先
- 環境省環境管理局総務課環境管理技術室
室長:徳永 泉(内6550)
室長補佐:瀬川 正宇(内6551)
担当:田中 裕子(内6557)