報道発表資料

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1998年11月02日

国連気候変動枠組条約第4回締約国会議(COP4)について

速報(11月2日)

全体会議(10:00~18:00)

 冒頭、我が国大木政府代表(COP3議長)が、演説を行い、その後、アルソガライ亜環境庁長官に議長を引き継いだ。その後の議論の概要次のとおり。

(1)途上国問題

  議題2(c)(議題の採択)において、6月の補助機関会合(於、ボン)で亜政府から提案された仮議題6(途上国の自発的約束)は、インドネシア(G77議長国)、中国、インド、サウジをはじめ、多くの途上国が反対。これに対し、先進国グループ及び一部の途上国(チリ、韓国)は亜提案を支持。我が国も亜提案を支持する旨発言。結局コンセンサスが得られず、議題から削除されたが、他方、非公式協議が開催されることとなった。

(2)NGO参加

  事前に登録されたNGOがコンタクトグループに参加することが認められる旨の決議が採択された。

(3)一般演説

  木村大使より、日本の実施している国内措置、京都イニシアティブによる国際協力につき、包括的な説明を行うことにより、地球温暖化防止に対する我が国の熱意を説明し、かつCOP4で目指すべき事項につき表明した。(我が国の国内取組状況をとりまとめた説明文書を議場にて配布。)

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