報道発表資料
平成16年度環境技術実証モデル事業ヒートアイランド対策技術分野(空冷室外機から発生する顕熱抑制技術)における実証試験結果報告書が、実証機関である大阪府により作成され、環境省が承認しましたのでお知らせいたします。
- 背景・経緯
環境技術実証モデル事業(以下、「モデル事業」という。)は、既に適用可能な段階にありながら、環境保全効果等についての客観的な評価が行われていないために、普及が進んでいない先進的環境技術について、その環境保全効果等を第三者が客観的に実証する事業をモデル的に実施することにより、環境技術実証の手法・体制の確立を図るとともに、環境技術の普及を促進し、環境保全と環境産業の発展を促進することを目的とするものです。
平成16年度モデル事業ヒートアイランド対策技術分野(空冷室外機から発生する顕熱抑制技術)において、実証機関である大阪府により、ヒートアイランド対策技術(空冷室外機から発生する顕熱抑制技術)実証試験要領(平成16年3月24日公表)に基づく試験が各実証対象技術(以下参照)について実施され、その結果が実証試験結果報告書として取りまとめられました。
- 報告書の内容
今回実証試験を行った顕熱抑制技術は、空冷室外機の熱交換器フィンに水を噴霧すること等により、水が蒸発するときの潜熱を利用して、室外機から排出される空気の温度を下げるものです。今回の実証試験により、顕熱抑制率、消費電力削減率等について確認されました。
各技術毎の詳細な実証試験結果報告書等は、環境技術実証モデル事業ホームページ(URL http://etv-j.eic.or.jp)から自由にダウンロードして頂くことができます。
なお、モデル事業による技術実証の結果は、環境技術の性能を保証するものではなく、一定の条件下における環境技術の環境保全効果についてまとめたものです。個々の実証対象技術についての詳しい説明等は、各メーカーに直接お問い合わせ下さい。
<平成16年度実証対象技術> ○ 顕熱抑制装置(ドレン水活用方式)/環境技術開発者:(株)ハンシン ○ 顕熱抑制装置(噴霧散水冷却方式)/環境技術開発者:(株)ハンシン ○ 水噴霧による顕熱抑制技術/環境技術開発者:オーケー器材(株) ○ 間接散水冷却装置/環境技術開発者:(株)不二工機
添付資料
- 連絡先
- 環境省環境管理局総務課環境管理技術室
室長: 徳永 泉(内6550)
室長補佐: 瀬川 正宇(内6551)
担当: 田中 裕子(内6557)