報道発表資料

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1998年10月19日

平成10年度「ぜん息児水泳フェスティバル」の実施について

環境庁・公害健康被害補償予防協会は、来る10月25日(日)、練馬区において「ぜん息児水泳フェスティバル」(東京地区)を開催する。
 本フェスティバルは、大気汚染の影響による健康被害の予防事業の一環として、ぜん息児を対象とした水泳教室等に参加している児童の交流を深め、健康回復への意欲の高揚を図るとともに、ぜん息に対する水泳訓練の有効性を普及・啓発することを目的とするものである。

  平成10年度、東京地区においては、次のとおり開催する。

1 日 時

平成10年10月25日(日) 12:30~15:20

2 場 所

練馬区立光が丘体育館温水プール
練馬区光が丘4丁目1番地4号
電話 03-5383-6611

3 主催等

  1. 主 催   環境庁、公害健康被害補償予防協会
  2. 共 催   千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、台東区、墨田区、江東区、品川区、大田区、杉並区、豊島区、北区、荒川区、板橋区、練馬区、足立区、葛飾区、江戸川区(19区)
  3. 後 援     (財)日本水泳連盟

4 参加者

(予定)  約200名
共催地方公共団体が実施している「ぜん息児のための水泳教室」等に参加又は参加予定の児童

5 プログラム

(1)12:30~ 開会式
主催者等紹介、開会挨拶(環境庁環境保健部長、練馬区長)國頭(くにとう)あさひ選手による開会宣言、参加児童による選手宣誓
(2)12:50~ ぜん息児によるタイムレースデモンストレーション
國頭あさひ選手の模範泳法を披露
ぜん息児によるゲーム
水中玉入れ等
(3)14:40~ 閉会式
総評、記録証等の贈呈
(4)14:50~ 記念撮影

参考1

1 水泳訓練の有効性について

 ぜん息児にとって、継続的な運動は、基礎体力や肺機能を高め、発作を軽減するなど体力面で効果があるとともに、体を動かす楽しさを与えたり、苦しさに耐えて運動能力を高めるといった克己心を育むなど心理面にも効果がある。
 このような心身の鍛錬を行うための運動として、水泳、縄跳び、ジョギング、その他各種スポーツが対象となるが、このうち水泳は、重力の影響が少なく、また、全身運動であり、心肺機能を効果的に高めるのみならず、発作が起こりにくく、ぜん息児の行う運動として特に適している。
 こうしたことから、健康被害予防事業の機能訓練事業の一つである水泳教室は、予防事業対象地域の大部分で実施されており、平成10年度は47の対象地域のうち41地域で実施されている。
(注)水泳訓練がぜん息発作を起こしにくい理由
  (1)温度、湿度の高い環境で行うこと。
  (2)呼吸が規則正しく行われること。
  (3)ほこりの少ない環境であること。

2 水泳教室の開催状況

年 度 5年度 6年度 7年度 8年度 9年度 10年度
(予定)
実施団体
開催延人数
参加延人数
40
708
19,744
40
904
25,317
41
1,007
28,691
41
1,040
29,862
41
1,030
33,583
41
1,141
45,280

参考2

水泳選手のプロフィール

名 前 國頭 あさひ(くにとう・あさひ)諏訪台中学校3年生
所 属 NAS
ベストタイム ○100mバタフライ タイム1分 3秒44
○200mバタフライ タイム2分17秒81
主な大会での記録 ○全日本中学水泳選手権  100mバタフライ4位
連絡先
環境庁企画調整局環境保健部保健企画課
保健企画課長 :南川 秀樹 内線 6310
 調 査 官   :細野  宏 内線 6311
 担     当  :森田 将義 内線 6316

特殊法人公害健康被害補償予防協会基金事業部
代表 3586-6041
 基金事業部長 :阿部  晶 内線  300
 事業課長代理 :蔵重 徹雄 内線  311