ダイオキシン類環境測定調査受注資格審査結果（平成１７年度前期）について

1. 経緯
   
   　ダイオキシン類の測定・分析については、超微量の物質を多数の同族体・異性体に分離し同定しなければならず、前処理等の極めて複雑な操作と高分解能の質量分析計等を利用する高度な技術を要することから、測定・分析の精度管理が極めて重要な課題となっています。
   　このため環境省では、平成１２年１１月に「ダイオキシン類の環境測定に係る精度管理指針（以下「指針」という。）」を策定し、この指針の普及を図り、ダイオキシン類の環境測定の信頼性を確保するための措置の一環として、平成１３年度から、環境省が実施するダイオキシン類の環境測定を伴う請負調査の受注資格審査を実施しています。
   　平成１７年度の受注資格についても、指針に規定された事項等が実施されているかについて審査を行い、その結果ダイオキシン類に係る環境測定を的確に実施できると認めた機関であることを引き続き受注先の要件とし、審査の方法について平成１６年１１月に官報に公告したところです。
   
   　
2. 受注資格審査の結果
   
   　審査の申請は、前期・後期の２回受け付けることとなっていますが、今般前期の審査結果をとりまとめました。今期は４５機関から申請があり、２８機関（６２％）が合格しました。合格した機関には平成１７～１９年度の３年間の受注資格が付与されます。 ただし、平成１６年度の受注資格審査に合格し、平成１７年度の受注資格を既に有している機関が、今回測定対象項目の追加を申請し、合格した場合は、当該項目に係る受注資格の有効期間は平成１７年度限りとします。この結果、平成１７年度に受注資格を有する機関は、現時点で平成１６年度に合格した機関とあわせて１１６機関となりました。
   　合格機関名（測定対象項目を追加した機関を含む）は別紙のとおりで、本日付けで環境省ホームページにも掲載いたします（平成１７年度に受注資格を有する機関の一覧をあわせて環境省ホームページに掲載いたします）。なお、各申請機関に対しては、合否の結果及び否とされた場合にはその理由を個別に文書で通知いたしました。
   
   

   平成１７年度前期審査結果

   	申請機関数	合格機関数	合格率（％）
   一貫分析機関	３０（１３）	１９（１１）	６３
   試料採取専門機関	１５（１）	９（１）	６０
   計	４５（１４）	２８（１２）	６２

   注：（　）内の数字は、平成１６年度に合格し、平成１７年度前期に項目の追加を申請した機関の数。
   
   
   
   

   （参考）平成１６年度前後期を通じた審査結果

   	申請機関数	合格機関数	合格率（％）
   一貫分析機関	１５８	１１６	７３
   試料採取専門機関	５０	１８	３６
   計	２０８	１３４	６４

   
   　
3. 「平成１７年度ダイオキシン類の請負調査の受注資格の申請に際しての注意事項」の修正について
   
   　平成１６年１１月１８日に公表した「平成１７年度ダイオキシン類の請負調査の受注資格の申請に際しての注意事項」の内容について、記述の明確化を図るため、一部修正し、環境省ホームページに掲載しました。平成１７年度後期に申請予定の機関においては、修正後の「申請に際しての注意事項」に十分留意のうえ、申請資料を作成してください。
   

環境管理局　行政資料

• 環境省が実施するダイオキシン類の請負調査の受注資格審査の結果（平成17年度前期分）について[PDFファイル 18KB]
• 平成１７年度の環境省のダイオキシン類請負調査の受注資格を有している機関一覧[PDFファイル 31KB]
• 平成17年度ダイオキシン類の請負調査の受注資格審査の申請に際しての注意事項（後期申請用）[PDFファイル 103KB]